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MLB

「ギャンブル」“FAを選んだ”菊池雄星に3年契約が打診済みと現地報道。メッツやブルージェイズが関心?

THE DIGEST編集部

2021.12.02

危険な賭けに思われた菊池のFA挑戦だったが、現地報道によれば3年契約がオファー済みとあって、成功したのかもしれない。(C)Getty Images

危険な賭けに思われた菊池のFA挑戦だったが、現地報道によれば3年契約がオファー済みとあって、成功したのかもしれない。(C)Getty Images

 怒涛な動きを見せているメジャーリーグのストーブリーグ。数々の超大型契約が乱発している中、日本からも2人の選手がFA市場に挑戦していた。筒香嘉智と菊池雄星だ。

 筒香は事前の予想通り、現地時間11月28日にピッツバーグ・パイレーツと1年400万ドル(約4億5000万円)で再契約。果たして菊池の現況はどうなっているのか。『MLB Network』などで活躍している、SNSフォロワー数70万人近い人気記者のジョン・ヘイマンが“驚き”の一報を届けた。

 ヘイマンいわく、「ユウセイ・キクチは複数の3年契約が打診されている」。

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 菊池雄星は今シーズン、左腕では出色の球威を武器に初のオールスター選出を果たした。しかし、後半戦は1勝5敗、防御率5.98と急失速し、年間でも防御率は4.41に終わった。シアトル・マリナーズはオフに新たなに4年契約を延長する権利があったが、これを破棄。菊池には1年13000万ドル(約14億6000万円)で残留することができた。

 多くがプレーヤー・オプションを行使すると思われたが、菊池はこれを破棄してFA市場に参戦する驚きの決断を下したのだった。おそらくこれは、プレーオフを争うシーズン最終盤にローテーションを外されることになるなど、菊池側にもチームへの不信感があったものだと思われていた。

 もっとも、過去3年間で15勝24敗、防御率4.97、勝利貢献度WAR2.3の投手にどれだけ需要があるのかは不透明な部分もあり、ヘイマンも「ギャンブル」と評したオプトアウトとなったが、この日報じられたように、すでに3年契約が打診されているとなると、菊池の決断は“正しかった”と言えるかもしれない。

 マックス・シャーザーらを獲得するなど大補強を展開しているニューヨーク・メッツ、ブラディミール・ゲレーロJr.らスター野手を揃えるトロント・ブルージェイズが関心を寄せているとされ、果たして菊池の新天地はどこになるのか。そしてどんな契約を締結するのか注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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