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MLB

2回4Kの菊池雄星を“女房役”も絶賛!「速球には命が宿っていた」とヤンキース打線封じに唸る

THE DIGEST編集部

2022.03.23

菊池(右)の球を受けた捕手のジャンセン(左)。試合後には菊池の投球を称えた。(C)Getty Images

菊池(右)の球を受けた捕手のジャンセン(左)。試合後には菊池の投球を称えた。(C)Getty Images

 現地時間3月22日、トロント・ブルージェイズの菊池雄星がニューヨーク・ヤンキースとのオープン戦で初登板。2イニングを無安打無失点、4奪三振、与四球1と快投を見せた。

 昨季終了後に契約オプションを破棄してFAとなり、3年総額年俸3600万ドル(約43億円)でブルージェイズ入りした30歳。新天地でのデビュー戦となったこの日は、先頭のアンソニー・リゾを四球で出塁させたものの、その後は眼前に立ちはだかった強力打線をぴしゃりと抑えた。

 危なげない上々の仕上がりだ。これにバッテリーを組んだダニー・ジャンセンは、「腕にまるで電気が通っているようだった。打者にとっては本当に不快な打席だっただろう。速球には命が宿っていた」とサムライ左腕のパフォーマンスに唸った。
 
「打者の内角にいくカットボールは敬意を感じる。そしてスプリットもスライダーでアウトを取る。彼には才能があるよ。打者を追い込み、頭を使える。彼は多くのツールを持っている。2019年に彼と対戦したのを思い出すよ」

 さらにピッチングコーチを務めるピート・ウォーカー氏は、「捕手と良い関係を築き、彼のやりたいことを我々が理解するようにしたい」と期待を膨らませ、「今シーズンはこれまでと少し違った攻め方を見られるかもしれない。でもそんなことは大したことではない。キクチはこの機会に興奮しているはずだ」と話す。

 4月7日にレギュラーシーズンの開幕を迎えるMLB。新たなチームで早くも存在感を示している菊池のプレーに引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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