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「ショウヘイには敵わない」エンジェルスの超有望も脱帽する大谷翔平。オフの練習量に「あんなハードワーカー見たことない!」

THE DIGEST編集部

2022.03.31

リアル二刀流での覚醒を遂げた昨季。それでもなお大谷は満足することなく調整を続けている。その姿には味方戦士も驚きを隠さない。(C)Getty Images

リアル二刀流での覚醒を遂げた昨季。それでもなお大谷は満足することなく調整を続けている。その姿には味方戦士も驚きを隠さない。(C)Getty Images

 日本が生んだ偉才への期待は、今季も高まるばかりだ。

 メジャー挑戦5年目を迎えた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、今春に充実のキャンプを過ごしている。現地時間3月29日に開催されたコロラド・ロッキーズとのオープン戦では、「1番・DH」で先発。第3打席にレフトへ第2号となる2ラン本塁打をマークした。
【動画】開幕に向けて「ショータイムは準備万端」!大谷が放った“今春2号”をチェック

 打っては打率.286、出塁率.500、OPS1.214。投げても1登板ながら2回1/3(50球)で1失点、5三振と上々の仕上がりを披露。すでに決定しているヒューストン・アストロズとの開幕戦(4月7日=現地時間)での“リアル二刀流”に向け、着々と歩みを進めている。

 そんな背番号17には、エンジェルスが誇る超有望株も驚嘆する。現地時間3月30日、地元紙『Orange County Register』の取材に応じたジョー・アデルは「多分、俺のなかで1番に刺激のあることだった」と、キャンプイン前に合同で行なったトレーニングでの出来事を振り返っている。

「俺が知る限りでは、あんなハードワーカーは見たことがない。本当に凄いんだ。俺も比較的に練習量は多い方だと思うんだけど、ショウヘイには敵わないよ。だって週に6日間も、ノンストップでやり続けるんだよ。だから、すべてを真似できるとは思わないけど、彼がやっていることを自分もゲームで取り入れられないかと考えている」

 2017年のドラフト1位(全体10巡目)でエンジェルスに入団したアデル。だが、ここ2年は、トッププロスペクトたる実力を発揮しきれていない。しかし、バレル率の向上と三振率の改善を図った今春は、オープン戦10試合で打率.280、3本塁打、7打点、3盗塁、OPS1.040とレギュラー奪取へアピールを続けている。

 百戦錬磨の指揮官ジョー・マッドンをして「とくに打撃のメカニズムは普通じゃ考えられないほどにかなり良くなった」と言わせるアデル。この22歳が今季にエンジェルスの快進撃を支えるような活躍を見せたとすれば、それは日本が誇る至宝から受けた刺激によるところが大きいと言えるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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