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MLB

対戦被打率.133と大谷翔平に好相性! 「斧カーブ」が売りのアストロズ開幕投手バルデスとはいったい何者か

THE DIGEST編集部

2022.04.08

多才な変化球を織り交ぜたピッチングで大谷(左)を封じてきたバルデス(右)。この球界屈指の実力派左腕はいったい何者なのか。(C)Getty Images

多才な変化球を織り交ぜたピッチングで大谷(左)を封じてきたバルデス(右)。この球界屈指の実力派左腕はいったい何者なのか。(C)Getty Images

 現地時間4月7日、ロックアウトによる影響から開幕が遅れていたMLBがようやく開幕。アメリカ各地で長きに渡るシーズンがついに始まった。
【動画】バルデスの脳裏に焼き付けた圧巻弾も! 2021年の大谷翔平の全本塁打集

 そんななかで、ロサンジェルス・エンジェルスは、本拠地でヒューストン・アストロズと対戦。同地区の優勝候補筆頭と言えるチームに対し、リアル二刀流で話題を呼んだ大谷翔平がいかなる活躍を見せるかがカギとなりそうだ。

 いまやエンジェルスにとって欠かせない戦力となった大谷。とりわけ打撃面でのパフォーマンスはチーム命運を握っていると言っても過言ではない。昨季に46本で本塁打王を争いに絡みながら、100打点、103得点、OPS.965という圧巻のスタッツを残した背番号17は、マイク・トラウトやアンソニー・レンドーンらが復活した打線においても肝となる。

 ゆえに開幕戦で対峙する敵投手が気になるところ。すでにアストロズの開幕投手として発表されているのは、大谷と同じくメジャー5年目のフランバー・バルデスだ。

 昨季に先発ローテーションを守り抜いた貴重な28歳の左腕は、昨季のゴロ率は70.1%と高く、リーグ屈指のゴロ系投手として知られている。また1打席あたり3.65球という球数の少なさも自慢。相手打者に対しては多彩な変化球で積極的にストライクゾーンを突くピッチングが持ち味なのである。

 大谷のように最速101.9マイル(約164キロ)の図抜けたスピードボールを有しているわけではなく、決して派手さはない。だが、回転数が多く、大きな曲がりを見せるカーブは自慢で、多くの打者から「あれはアックス(斧)だ」と恐れられている。

 気になる大谷との対戦成績は、打率.133(15打数2安打、4四球、6三振)と相性が良く、アストロズを率いる名将ダスティ・ベイカーが開幕戦に抜擢した理由も少なからずここにある。とはいえ、昨年9月10日の対決では、初回に大谷に44号となる特大の一発を浴びてからは、四球、敬遠と勝負を避けており、バルデスにとってはあまり良い印象が残っていないかもしれない。

 はたして、新シーズンを占うビッグゲームでは、実力派左腕が大谷にいかに応戦するのか。ライバルのピッチングにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部 

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