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元女房役マルドナードを三振斬り! 大谷翔平がマウンドで浮かべた笑みのワケとは?意表を突く“回答”に報道陣は爆笑

THE DIGEST編集部

2022.04.08

初回から160キロ近い球を連投した大谷(左)は、渡米直後にバッテリーを組んだマルドナード(右)からも三振を奪った。(C)Getty Images

初回から160キロ近い球を連投した大谷(左)は、渡米直後にバッテリーを組んだマルドナード(右)からも三振を奪った。(C)Getty Images

“二刀流”サムライが初日から力投を見せた。

 渡米5年目を迎えたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、現地時間4月7日のヒューストン・アストロズとの開幕戦で、初の開幕投手を担った。本拠地で「1番・投手兼DH」として登場した27歳は、強力打線を相手に4回2/3を投げて、被安打4、9奪三振、1失点の好投。球数は80球だった。

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 9つの三振のうち、大谷は渡米1年目の7月までバッテリーを組んだ元女房役のマーティン・マルドナードからもひとつ奪っている。3回の先頭打者として打席に入ったマルドナード。ボールカウント3-2の場面で、かつての相棒は大谷が強気の姿勢で低めに投げ込んだ4シームを、微動だにせず、あっさり見逃し、三振を喫したのだ。

 この瞬間、背番号17は安堵のような笑みを浮かべていたが、試合後にその笑顔の理由を現地記者に問われると、大谷は「まったく振る気がなかったので、どうしたのかな?っていう」と、対戦相手ながら元相方を気遣った。この意表を突く回答に、記者らは爆笑した。
 
 また投球の仕上がりに関して自身では、「スプリットは何球か良いのありましたけど、基本的にはあまり良くなかった」と振り返り、「スライダーとまっすぐ、カーブが良かったので多投しましたけど、スプリットに関しては少しばらけていた印象がある」と課題を口にした。

 そのうえで、「(球速自体は去年より上がっている)ことを望んでいますし、疲れが出てきた時にどうなるか分からないですけど、全体の流れも考えながら抑えるところは抑えて、出すところは出していきたい」と、ピッチング全体のペース配分にも気を配っているようだ。

 残り161試合の長丁場を大谷は“二刀流”として、どの様に戦い抜くだろうか。昨シーズンMVP男の動向に、引き続き世界の目が注がれる。

構成●THE DIGEST編集部

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