専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

今季初安打・初得点の大谷翔平、大飛球も初本塁打ならず。“投壊”のエンジェルスは中継ぎ炎上の13失点で開幕連敗

THE DIGEST編集部

2022.04.09

今季初ヒットをマークした大谷。しかし、チームは強力アストロズ打線の“餌食”となった。(C)Getty Images

今季初ヒットをマークした大谷。しかし、チームは強力アストロズ打線の“餌食”となった。(C)Getty Images

 現地時間4月8日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、ヒューストン・アストロズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。5打数1安打1得点と活躍するも、チームの勝利には結びつけられなかった。

 この日もエンジェルスは序盤から苦しいゲーム展開となる。1回表にホゼ・アルトゥーベの先頭打者本塁打で先手を取られ、早々にビハインドを背負ったのだ。

 もっとも、背番号17は初回から結果を残す。第1打席はフルカウントから外角に投じられたスプリットを逆らわずにセンター前へと弾き返して今季初安打をマーク。これがチームの反撃の呼び水となり、1死一、二塁となってからジャレッド・ウォルシュのレフト前ヒットを放つと、大谷は二塁から一気に生還。今季初得点も記録した。

 さらに相手バッテリーエラーの間に1点を加点したエンジェルスはあっという間に逆転。前日から続いていた悪い流れを払拭する。そして3回裏にふたたび先頭打者として第2打席を迎えた大谷は2-2と追い込まれてから外角へ投じられた4シームを打ち上げてしまい、ここは平凡なレフトフライに終わる。

 その後、4回表にアレドミーズ・ディアズのソロ本塁打で同点とされたエンジェルス。そうした状況下で5回裏に、またしても先頭打者として打席に立った大谷は、相手2番手のラファエル・モンテロと対峙。この打席でも速球を中心にした徹底した外角攻めに遭うと、フルカウントからの7球目を詰まらされ、セカンドゴロに打ち取られてしまった。

 追加点が思うように奪えないエンジェルスは、6回表にリリーフのオリバー・オルテガが、アレックス・ブレグマンに2試合連続のソロ本塁打を被弾。さらに7回表にはジェレミー・ペーニャにメジャー初本塁打に加え、カイル・タッカーに3ラン本塁打を打たれるなど一挙に8点を加点され、あっという間に差を広げられていった。

 電光石火の逆転劇で勢いづいた序盤戦から一転し、終盤にかけて劣勢となったエンジェルス。何とか反撃の糸口を模索したいなかで、7回裏に4度目の打席を迎えた大谷だが、元同僚捕手マーティン・マルドナードの外角攻めに苦戦。ここも同じコースに放られた4シームを打たされてファーストゴロに終わった。

 拙守、拙攻が悪目立ちしてしまったエンジェルスは8回裏に3点を返すも、9回表にタッカーがソロ本塁打を放ってアストロズが13点目を追加。その裏に大谷は5打席目に立つが、新人投手ロネル・ブランコの速球を積極果敢に振りにいくが、ここは大飛球もむなしくセンターフライに……。その後、ホームチームは7点差に詰めたが、結局、開幕連敗スタート。接戦を落とした前日から一転して、今夜は昨季の課題でもあった中継ぎ陣が打ち込まれ、同地区の覇者であるアストロズに地力の差を見せつけられる結果となった。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る

【関連記事】大谷翔平がエンジェルスを“卒業”する日――ワールドチャンピオンを目指すならFA移籍は不可避?〈SLUGGER〉

【関連記事】エンジェルスGMが二刀流挑戦の風潮に異論! 大谷翔平を「見習うべきじゃない」と語るワケは?「5年、10年後に波は来る」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号