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MLB

「スズキのパワーが大きな形で現われた」MLB公式も鈴木誠也のメジャー初本塁打を称賛‼ 指揮官は選球眼も評価

THE DIGEST編集部

2022.04.11

メジャー初アーチを放った鈴木に、現地メディアも称賛を惜しまない。(C) Getty Images

メジャー初アーチを放った鈴木に、現地メディアも称賛を惜しまない。(C) Getty Images

 米メジャーリーグ、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、現地時間10日に行なわれたミルウォーキー・ブルワーズ戦に「5番・レフト」でスタメン出場し、第一打席でメジャー移籍後初の本塁打を放った。

 前日までの2試合では6番だった打順が、この日は5番打者として出場し、見事にその起用に応えた。初回、2死からランナー1・2塁となり巡ってきた最初の打席、3ボール1ストライクからの5球目、ブルワーズ先発のフレディ・ペラルタが投じた高めのスライダーを捕らえると、打球は左中間スタンドへ。この日最初のスイングから放たれた豪快なアーチは、まさに鈴木の高いポテンシャルを見せつけた一発だった。
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 そして、日本人スラッガーが記録した記念すべき初本塁打は、MLB公式サイトでも興奮とともに報じられている。

 同サイトでは「セイヤ・スズキは、忍耐力とパワーを兼ね備え、潜在的な攻撃力を持つ選手として注目されていたが、そのパワーは日曜日に大きな形で現われた」として、この打席でのバッティングを称賛。さらに「フレディ・ペラルタの投球を押しつぶした。この3ランは、鈴木のメジャーリーグでの初ホームランとなった」と続けた。

 また「スズキは、最初の2試合では2安打に加え、3四球、3打点という成績だった。カブスの新しい右翼手は、少しの緊張も感じさせない働きを見せている」と、開幕から3戦を通しての成績も振り返り、パフォーマンスを称えている。

 カブスのデビッド・ロス監督は「ダグアウトが沸いたよ。本当にいい気分だ。美しいスイングだった」と語っている他、「彼は自分のゾーンを知っているし、それに専念している。ボーダーラインの球にたじろぐことさえあまりない」として、鈴木の選球眼の鋭さにも賛辞を送った。

 加えて、オープン戦でタイミングの合わせ方を変えながら2本塁打を記録したことを挙げ、グレッグ・ブラウン打撃コーチによる「投手によってタイミングを合わせるのがスズキの能力であり、彼は本当に頭が良く物事を理解できる」と、打撃技術を高く評価するコメントも掲載している。

 同サイトでは「日曜日のパワフルなスイングにすべて集約されている」と、この初本塁打は鈴木のスキルを示すものだとも伝えている。同時に、出場3試合目で記録した鮮やかなアーチは、メジャーリーガー鈴木誠也のさらなる活躍を予感させるにも十分な内容だった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】鈴木誠也のメジャー初アーチ! 左中間スタンドへの豪快な一発をチェック

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