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大谷翔平の“スランプ”を同僚戦士は一蹴! 「メジャーリーグは誰もが苦労する」と快進撃を裏付ける持論も披露

THE DIGEST編集部

2022.04.14

体勢を崩されるシーンも少なくなく、本調子とは言い切れない大谷。米記者が「スランプだ」と指摘する状態を同僚戦士はどう見ているのか?(C)Getty Images

体勢を崩されるシーンも少なくなく、本調子とは言い切れない大谷。米記者が「スランプだ」と指摘する状態を同僚戦士はどう見ているのか?(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルス浮沈のキーマンとなっている背番号17のバットが、湿り気味だ。
【動画】同僚戦士にも大ウケ! 大谷翔平のバットへの心臓マッサージシーン

 現地時間4月12日、本拠地で行なわれたマイアミ・マーリンズ戦に大谷翔平は「1番・DH」で先発出場。しかし、第一打席から相手バッテリーの絶妙な外角攻めに苦戦し、今季2度目の3打席連続三振。8回の4打席目にライト前ヒットこそ飛び出したが、ファン待望の第1号は生まれなかった。

 試合後にAP通信のグレッグ・ビーチャム記者は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニは今日も3三振を喫した。アメリカン・リーグのMVPは、開幕からスランプに陥っている」と指摘するなど、打率.160まで低迷する偉才のコンディションは、現地メディアでも不安視されている。本塁打王争いに絡む46本も放った昨季の快進撃を思えば、その期待も相まって「スランプ」という指摘が出るのも不思議ではない。

 もっとも、チームメイトたちは大谷の現況を微塵も案じてはいない様子だ。地元紙『LA Times』の取材に応じたジャレッド・ウォルシュは、今月11日(現地時間)のヒューストン・アストロズ戦で大谷がバットに心臓マッサージを施す仕草を見せ、おどけたシーンを引き合いに出し、「オオタニはむしろアメリカでのプレーに慣れてきてる」と語った。

「僕は彼のああいう仕草が大好きだ。かなりおもしろかった。2018年に彼がアメリカにやってきたばかりの頃にあれができていたとは思えないから、心配はしなくていいと思うね」

 さらに「これは案外誰もが忘れがちなんだけど、メジャーリーグでは誰もが苦労しているということなんだ」と強調したウォルシュは、間近で見続けてきた大谷への持論を展開してみせた。

「あのマイク(・トラウト)だって、何度も荒波に揉まれて、試行錯誤を繰り返す姿を見てきた。だから、オオタニにだって良い時と悪い時が来るんだと理解した方がいい。そのうえで彼自身が楽しみながら問題に対処できれば、厄介ごとだった問題も難しくなくなるはずだ」

 おそらく本人も含め誰もが思い描いたロケットスタートというわけにはいかなった。だが、大谷翔平の2022年はまだまだこれからだと大いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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