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MLB

「巨大な脅威となる期待をされていた」不振が続く筒香嘉智に現地メディアが見解。長打の少なさを指摘「ツツゴウのパワーが足りない」

THE DIGEST編集部

2022.04.27

期待される長打力を発揮しきれていない筒香。待望の一発はそろそろ出るか。(C) Getty Images

期待される長打力を発揮しきれていない筒香。待望の一発はそろそろ出るか。(C) Getty Images

 2022年シーズン、多くの日本人選手の活躍が伝えられている中、この男の本来の姿はまだみられていない。

 ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智は今季、開幕からスタメンでの出場を続けているものの打率が.191(4月26日時点)と低迷、さらには本塁打の快音はまだ聞かれておらず、長打もわずかに1本と、物足りない結果が続いている。

 パイレーツ移籍1年目の昨シーズンは8本塁打を記録するなど、要所で持ち前の長打力を見せつけており、シーズンオフのFAを経て再び同じユニフォームを着ることになったのも、やはりスラッガーとしての期待が大きかったことに他ならなかった。

 米国内でパイレーツの情報を発信するサイト『Rum Bunter』でも、パイレーツファンの声を代弁する記事が掲載され、「ツツゴウのパワーが足りない」と銘打たれているトピックは、ここまでの背番号25の状態が綴られている。
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 同メディアは冒頭より「ヨシトモ・ツツゴウは今シーズン、ピッツバーグ・パイレーツの巨大なパワーの脅威となることを期待されていたが、スロースタートとなっている」と筒香の不振が続いていると述べ、「今季はまだ、パワーを発揮した場面は皆無に等しい。この左打者は今季、ISO(打者の長打力を表す数値)が僅か.021という数字が示すように、二塁打1本だけにとどまっている。これまでのところツツゴウの唯一の長打だ」と、打撃内容を振り返っている。

 さらに「ピッツバーグ・パイレーツはツツゴウのパワーを必要としている。チームは現在、11本塁打(終了時)MLBで24位、またISOは26位(.117)となっており、いずれも好機を得点に結びつけられずにいる原因と言えるだろう」と、各部門でのチームの打撃成績の低さも指摘。

 その上で「ツツゴウのパワーストロークにより、パイレーツの攻撃が厚みを増すための巨大なブーストになる。一方で、彼の力が発揮されない場合、チームのラインナップの変更を検討する必要があるだろう」として、中軸に据えている筒香の成績いかんでは、打線の組み換えもあり得ると言及した。

 現地時間25日のシカゴ・カブス戦では2回の第一打席に先頭打者として中前安打で出塁し、3回には同点に追いつく犠牲フライで打点も記録している筒香。まだ本領発揮ともいえないまでも、復調の兆しは見せつつある。エールともとれる現地メディアの声もバネにし、本来の打棒でファンを沸かせる瞬間を待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】筒香、カブス戦ではしぶとくセンター前へ! 犠牲フライで打点もマーク

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