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CY賞右腕バウアー、“重すぎる”出停処分に異議!「僕は性的暴行ポリシーに反していない」とSNSで真っ向否定

THE DIGEST編集部

2022.04.30

2020年にはサイ・ヤング賞を受賞したバウアーが、2年間の出場停止をメジャーリーグ機構に告げられた。(C)Getty Images

2020年にはサイ・ヤング賞を受賞したバウアーが、2年間の出場停止をメジャーリーグ機構に告げられた。(C)Getty Images

 現地時間4月29日、メジャーリーグ機構は、ロサンゼルス・ドジャースのトレバー・バウアーに、DV規定に違反したとして、2年間(324試合)の出場停止処分を科したことを発表した。

 現在31歳の右腕は、シンシナティ・レッズに所属していた2020年にナショナル・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を手にした実績を持つ言わずもがなの好投手だ。

 21年2月にはドジャースと3年1億200万ドルの大型契約を締結。まさにキャリアの絶頂期にあった右腕だったが、昨年6月に女性との性行為中に顔面を殴打するなど暴行を加えたとして訴えられたのだ。

【動画】これは打てない! バウアーの内角をえぐるフロントドア

 被害に遭ったというカリフォルニア州の女性は性行為中に同意無しで複数回暴行を加えられたと訴え、自身の顔に入った傷の写真が公開。さらに「プライベートな動画を公開するぞ」という脅迫メッセージも公にし、昨年7月にバウアーは休職処分を言い渡されていた。
 当時からバウアーは女性側の主張に対して、「嘘のストーリーだ」と真っ向否定。「完全に合意のもとで行なわれた関係だった」と強調すると、今年2月には、ロサンゼルス郡地方検事局によって、バウアーが刑事責任を問われないという判決が下されていた。

 これで事件は収拾がつき、バウアーも復帰に向けて準備を重ねていた。だが、4月29日にすべてが一変した。メジャーリーグ機構は、これまでに前例のない2年間の出場停止を告げたのである。

 永久追放に次ぐ、厳重な処分を受けたバウアー。だが、彼は自身のTwitterで、「皆さんに強く言いたいことは、僕がメジャーリーグ機構のDVや性的暴行ポリシーに反していないということだ」と異議を唱えた。

「この処分に抗議し、僕らは勝訴することを見込んでいます。訴訟全体を通して代理人と手続きの機密性を貫きます」

 キャリアに大きな影響をもたらす、長期処分を受けたバウアー。果たしてサイ・ヤング賞投手は、メジャーリーグ機構の決断を覆し、今季中にマウンドに返り咲けるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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