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球界屈指の強肩外野手との“攻防”。大谷翔平の好走塁を球団OBも大絶賛「この世のものじゃないくらいに速かった」

THE DIGEST編集部

2022.05.09

果敢な走塁でサヨナラのホームインを果たした大谷。チームを救う走塁にはOBも唸る。(C)Getty Images

果敢な走塁でサヨナラのホームインを果たした大谷。チームを救う走塁にはOBも唸る。(C)Getty Images

 まさに激走だった。現地時間5月8日、本拠地で行なわれたワシントン・ナショナルズ戦に「3番・DH」でスタメン出場した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、9回裏に劇的なサヨナラ勝ちを決めるホームインを果たした。

 9回裏2死一、三塁の局面で、フェンス直撃の同点タイムリーツーベースを放っていた大谷。稀代の千両役者はランナーとしても眩い輝きを放った。続く4番アンソニー・レンドーンがセンター前にヒットを放つと、自慢の快速を飛ばして一気にホームを突いたのだ。

 相手のセンターは、昨季にメジャー1位のOAA(平均的な選手に比べてどれだけアウトにしたかを示す指標)を記録したビクター・ロブレス。そんな名手の地肩の強さを考えれば、タイミング的に決して余裕があるわけではなかった。しかし、「最後の(ホームに)突っ込むところだけ考えた」というエンジェルスの背番号17は、右足でホームベースを突き、見事に生還を果たしたのだった。

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 直後には渾身のガッツポーズを披露した。そんな大谷の溌溂としたプレーぶりは、球団OBも絶賛する。この日、地元放送局『Bally Sports West』で解説を務めたマーク・グビサ氏は、試合後のハイライト番組内で「ショウヘイは一見するとそんなに速くは見えないんだけど、スライドがとてもスムーズなんだ」を称え、話題のシーンに対する持論を語った。

「でも、あの場面はタイミング的にギリギリだったから、解説席から見ていて『これはタフなプレーになるぞ』と思った。ロブレスの外野守備はとてもいい。(ナショナルズの監督)デーブ・マルティネスはこういう時のために彼を連れてきたようなものだったからね。もちろん、ロブレスはうまくやったと思う。だからこそ、あのタイミングになった。でも、ショウヘイがこの世のものじゃないくらいに速かったんだ。そういうことだ」

 メジャーでの経験も豊富なレジェンドをも唸らせるスリリングなプレーを見せつけた大谷。自ら「ここ数試合は(バッティングの)感じ的にも悪くない」と語る天才プレーヤーにますます注目だ。

構成●THE DIEGST編集部

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