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鈴木誠也の同僚捕手が“不可解ジャッジ”に激昂! バットを使った猛抗議に「球審にストライクゾーンを教えた」と皮肉も

THE DIGEST編集部

2022.05.21

球審に「ストライクゾーンはここだ!」と言わんばかりの振る舞いで抗議したコントレラス。あっけなく退場を命じられた彼だが、最後まで不満げだった。(C)Getty Images

球審に「ストライクゾーンはここだ!」と言わんばかりの振る舞いで抗議したコントレラス。あっけなく退場を命じられた彼だが、最後まで不満げだった。(C)Getty Images

 不可解なジャッジに、球界屈指の名手は荒ぶった。

 話題となっているのは、現地時間5月20日に行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でのシカゴ・カブスの捕手ウィルソン・コントレラスの振る舞いだ。
【動画】ブチギレてストライクゾーンを描く! カブス捕手の退場シーンをチェック

 勝負所での判定に怒りがこみ上げた。チームが4点を追う7回裏1死一塁という局面で打席に立ったコントレラスは、カウント1-2から相手左腕ケイレブ・スミスが内角高めに投じた91.9マイル(約147.1キロ)の4シームに腰を逸らしながら見逃す。しかし、直後に球審のライアン・アディトンがコールしたのは「ストライクッ!」だった。

 見逃し三振となったコントレラスは、咄嗟にアディトン球審を睨んで距離を詰めて猛抗議すると、あっけなく退場を命じられてしまう。ここでカブスの指揮官デビッド・ロス監督がベンチから飛び出すと、なおも納得がいかない29歳の捕手は、ホームベース周辺にストライクゾーンを描くような仕草を見せると、怒りに任せてバットを叩きつける。そして最後はヘルメットを投げ捨ててベンチ裏へと退いた。
 
 もっとも、球審からすれば、肉眼で判定しづらい際どいコースではあった。しかし、公式チャート上ではストライクゾーンからボール1個分だけ外れていた。それだけに現地メディアでは、コントレラスに下されたジャッジに対して、批判の声が上がっている。

 地元放送局『NBC Chicago』が「退場となったコントレラスは、代償を気にせずに審判へストライクゾーンを教え込んだ」と報道。カブスの専門メディア『Bleacher Nation』は「彼はアンパイアがストライクゾーンを理解するのを手助けして退場となった」と皮肉り、次のように続けた。

「インコースのストライクゾーンがどこにあるのかがバラバラだった球審に、コントレラスは親切に教えようとバット線を引こうとしただけなのは明らかだ。いずれにせよ、退場という代償を負った」

 なお、カブスは6対10と完敗。打者としてチームの中軸を担うコントレラスの退場が響いたのは言うまでもない。

構成●THE DIGEST編集部

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