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大谷翔平に復調の兆し!? 稀代の“愛好家”が「もう大丈夫」と断言する理由とは?「1週間で4ホーマーを打っても驚かない」

THE DIGEST編集部

2022.05.25

不振時には険しい表情を見せることも少なくなかった大谷。しかし、今では少しずつ顔つきも明るくなり始めている。(C)Getty Images

不振時には険しい表情を見せることも少なくなかった大谷。しかし、今では少しずつ顔つきも明るくなり始めている。(C)Getty Images

 ロックアウトの影響で開幕時期が遅れたメジャーリーグも、あっという間に2か月が経とうとしている。今季もさまざまなスターたちの活躍が目立っているが、やはり気になるのは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のパフォーマンスだ。

 今季は、球界に歴史的なフィーバーを巻き起こした昨季の快進撃の影響から相手のマークはより強いものとなって苦戦。とりわけ打撃面ではバッテリーの執拗な外角攻めがより顕著になり、数字も思うように上がってこない。9本塁打こそ放っているものの、打率.256、長打率.459、OPS.778とやや低調なものとなっている。

 しかし、彼に対する期待値は下がっていない。というのも、開幕時より凡退時でも鋭い当たりを見せ始めており、打球方向にも変化が見られているからだ。

 それは、日ごろから大谷の一挙手一投足を追い続けている“マニア”も語るところだ。米放送局『Fox Sports』のアナリストで、稀代の大谷愛好家として知られるベン・バーランダー氏は、自身のポッドキャスト番組『Flippin' Bats』のなかで「ショウヘイ・オオタニはもう大丈夫だ」と断言。その理由として、「本塁打がセンターから左中間へ飛び始めた。これは調子が上がってきた証拠だ」と強調した。
 
 大谷自身が「甘い球は基本的にセンター方向に打てればいいなと思っている。常にそういう意識でいます」と語るように、センターから左方向への強い打球は彼にとって好不調のバロメーターになる。今月22日(現地時間)のオークランド・アスレティックス戦で放った日米通算150号(今季9号)もバックスクリーンへの特大弾だった。

 そうした打撃面での明るい兆しを見通したバーランダー氏は、さらにこう続けた。

「(アスレティックス戦の一発は)センターにある木々を悠々と越えていった。なんていうパワーだろう。打ち方はとてもシンプルなのにこれだけのパワーを生み出している。それは良い兆候だと思うんだ。打撃に安定感が出てきた感じがするね。たとえば、ショウヘイが1週間で4ホーマーを打っても驚かない」

「打者・大谷」の復調に太鼓判を押したバーランダー氏。はたして、彼の予感は的中するのか。ヒューストン・アストロズを1ゲーム差で追うエンジェルスとともに、大谷のバッティングに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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