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大谷翔平とトラウトの“偉才コンビ”から4奪三振! 26歳右腕に絶賛の声「ショウヘイから2度も三振を奪ったのは誰だ?」

THE DIGEST編集部

2022.05.26

大谷(左)とトラウト(右)という強打者を寄せ付けなかったオットー(中央)。この26歳の好投が勝負を大きく分けた。(C)Getty Images

大谷(左)とトラウト(右)という強打者を寄せ付けなかったオットー(中央)。この26歳の好投が勝負を大きく分けた。(C)Getty Images

 メジャー3年目の26歳が、球界屈指の実力を持つスラッガーたちに堂々たる投球を披露した。現地時間5月25日に行なわれたロサンジェルス・エンジェルス戦に先発登板を果たしたテキサス・レンジャーズのグレン・オットーだ。

 初回から右腕のボールはキレていた。大谷翔平に与えた四球をキッカケに1失点こそしたが、それ以降は小気味よいピッチングで5回(87球)を投げ切り、被安打3、7奪三振、1失点と好投。今季2勝目をマークした。

 捕手ジョナ・ハイムの巧みなリードにも救われながらも、丁寧な投球でチームの勝利を引け寄せた。そのなかで圧巻だったのは、エンジェルス打線の核を担う大谷とマイク・トラウトに対するそれだ。いずれの打者にも落差の大きいシンカーとスライダーを内と外のコースに投げ分けて翻弄。全くタイミングを合わさせずに2三振ずつを奪った。

 試合後にレンジャーズのクリス・ウッドワード監督が「今日の彼は我々が思うほどシャープではなかった。でも、最高のバッターたちを吹き飛ばしたんだ」と賛辞を送ったピッチングには本人も自信をのぞかせる。地元紙『Texarkana Gazette』の取材に応じた26歳は、次のように試合を振り返った。
【動画】大谷とトラウトがきりきり舞い。レンジャーズの右腕オットーの奪三振シーン
 
「誰が相手だろうと、今日は自分の投球を遂行できた。そうしたなかでオオタニやトラウトをアウトにできたのは良かったね。彼らを三振させてダグアウトに追いやったのは、出塁させて大混乱を招かなかった意味でも大きかった」

 文字通りのMVP級の強打者を翻弄したオットーには、地元メディアも太鼓判を押す。この試合を中継していた米放送局『Bally Sports Southwest』は、「ショウヘイ・オオタニから2度も三振を奪ったのは誰だ? この男、“オットーマティック(オートマティックをかけた言葉)”だ」とジョークを交えながら賛辞を送った。

 ウッドワード監督曰く「シャープではなかった」というオットー。それでも要所でエンジェルス打線を翻弄したピッチングは、お見事と言えるものだった。

構成●THE DIGEST編集部

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