メジャーリーグのレギュラーシーズンもそろそろ3分の1を迎える。それと同時に、この時期は軌道に乗っているチーム、うまく乗れていないチームか見えてくる頃だと言われている。
米メディア『Forbes』のジャレッド・ウィルス記者はアメリカン・リーグの状況を分析し、うまく軌道に乗れているチームとして現時点で西地区2位のロサンゼルス・エンジェルス、うまく乗れていないチームとして西地区4位のシアトル・マリナーズを取り上げている。
同記者は「エンジェルスはシーズン最初の2カ月のペースを維持できれば、ア・リーグのワイルドカード3枠のうちの1枠を獲得する」と予測している。
そのエンジェルスの成功の鍵になりそうなのは、すでに全球団3位の235得点を挙げている大谷翔平とマイク・トラウトを中心とした「エンジェルスのラインナップであることは疑問の余地はない」としつつも、「質の高い投手を獲得している」ことを挙げている。現在チーム防御率の3.68はそれほど目を見張るようなものではないが、攻撃面でしっかりと得点に繋げられている時は十分だと言及している。
昨年は先発陣の層の薄さに泣いた年だっただけにマイケル・ロレンゼン、ノア・シンダーガードが入った今年はローテンションも安定。しかし、直近のトロント・ブルージェイズとの試合では、先発陣で最も安定したピッチングを誇っていたパトリック・サンドバルの投球が乱れ、5安打6失点で、3回で降板した。大谷が2打席連続本塁打を放つなど打線で盛り上がったのにもかかわらず、勝利を逃し、エンジェルスは今季初の5連敗を喫し、ア・リーグ西地区首位のヒューストン・アストロズとのゲーム差は4.0と開いた。
それでも、2017年4.20、18年4.15、19年5.12、20年5.09、21年4.69と過去5年間のチーム防御率と比較すると格段に良くなっている。
現地31日からは敵地で球界最強のニューヨーク・ヤンキースとの3連戦が控えている。6月2日(現地時間)には大谷の先発も予想されている。打撃で調子を取り戻した大谷は、ピッチングでも感覚を取り戻し、快投を見せた5月5日のボストン・レッドソックス戦以来の4勝目を挙げられるか。ヤンキースファンの目の前で繰り広げられるショータイムに期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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同記者は「エンジェルスはシーズン最初の2カ月のペースを維持できれば、ア・リーグのワイルドカード3枠のうちの1枠を獲得する」と予測している。
そのエンジェルスの成功の鍵になりそうなのは、すでに全球団3位の235得点を挙げている大谷翔平とマイク・トラウトを中心とした「エンジェルスのラインナップであることは疑問の余地はない」としつつも、「質の高い投手を獲得している」ことを挙げている。現在チーム防御率の3.68はそれほど目を見張るようなものではないが、攻撃面でしっかりと得点に繋げられている時は十分だと言及している。
昨年は先発陣の層の薄さに泣いた年だっただけにマイケル・ロレンゼン、ノア・シンダーガードが入った今年はローテンションも安定。しかし、直近のトロント・ブルージェイズとの試合では、先発陣で最も安定したピッチングを誇っていたパトリック・サンドバルの投球が乱れ、5安打6失点で、3回で降板した。大谷が2打席連続本塁打を放つなど打線で盛り上がったのにもかかわらず、勝利を逃し、エンジェルスは今季初の5連敗を喫し、ア・リーグ西地区首位のヒューストン・アストロズとのゲーム差は4.0と開いた。
それでも、2017年4.20、18年4.15、19年5.12、20年5.09、21年4.69と過去5年間のチーム防御率と比較すると格段に良くなっている。
現地31日からは敵地で球界最強のニューヨーク・ヤンキースとの3連戦が控えている。6月2日(現地時間)には大谷の先発も予想されている。打撃で調子を取り戻した大谷は、ピッチングでも感覚を取り戻し、快投を見せた5月5日のボストン・レッドソックス戦以来の4勝目を挙げられるか。ヤンキースファンの目の前で繰り広げられるショータイムに期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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