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「スズキは将来の大きなピースでもある」故障者リスト入りの鈴木誠也の復帰時期について米メディアが言及「100%の状態で戻るべきだ」

THE DIGEST編集部

2022.06.02

負傷者リストに入った鈴木。一日も早い復帰をファンは待ち望んでいる。(C)Getty Images

負傷者リストに入った鈴木。一日も早い復帰をファンは待ち望んでいる。(C)Getty Images

 左手薬指の負傷により、10日間の負傷者リスト(IL)入りとなったシカゴ・カブスの鈴木誠也。欠場前の6試合中、5つのゲームで安打を記録するなどバッティングで復調の兆しをみせていただけに、本人はもちろん、チームやファンにとっても残念な出来事となった。

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 現状もフル出場が難しく、復帰時期も未定であるという。そんな新たな試練を迎えたと言える日本人ルーキーに対し、米メディアでは冷静なコメントが伝えられている。

 米スポーツサイト『The Athletic』では、鈴木のIL入りを「スズキは27歳で、NPBで9シーズン活躍し、オールスター級の選手になる可能性を持ってカブスにやってきた。ジェド・ホイヤー(カブスGM)が理想とするチームのビルディングブロックの一つであるものの、現在、彼は左手薬指の捻挫で棚上げ状態だ」と報じている。

 さらに同メディアは、「カブスは、スズキのような選手が考えすぎることなく、怪我の治療に専念させなければならない。強くフィールドに立ちたいと考えるタイプだが、将来の大きなピースでもあるのだ」と、今後の球団対応にも言及。チーム状況を踏まえたうえで、治療を最優先させる必要があると指摘した。

「6月1日現在、20勝29敗で首位から11ゲーム差のカブスの焦点は、将来に向けて自分たちの持ち味を見極めることにある。だから、スズキを健康にし、復帰させ、メジャーリーグの投手に適応するための作業を続けることが不可欠なのである」

 また、同メディアは、鈴木がストライクゾーンへの適応に苦しんでいることなどを例に挙げ、「選手がタイミングをつかみ、リーグを学び、調整をするために必要なのは、より多くの打席数だけだ。スズキはその最中である。だからこそ、100パーセントの状態でフィールドに戻ることがより重要なのだ」と見解を示した。
 
 さらに「大リーグには、スズキが日本で直面したものとは比較にならないほど、これまで見たこともないようなタイプの投手がひしめいている。スズキが結果を残していくためには、時間と忍耐を必要とする」とした同メディアは、ルーキーイヤーの今後へ見込みを述べている。

 多くのファンは早期の戦列復帰を期待するものの、今回の記事のように100パーセントの状態でグラウンドに立つことが、最も重要となる。鈴木誠也自身、そしてカブス球団にも、適切な判断が求められる。

構成●THE DIGEST編集部

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