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往年の大投手スモルツも脱帽した“激走”! 大谷翔平の一塁→生還が米放送局で話題に「得点のチャンスはないと思った」

THE DIGEST編集部

2022.06.05

この日は足で見せた大谷。苦戦の続くチームを救おうとする奔走だった。(C)Getty Images

この日は足で見せた大谷。苦戦の続くチームを救おうとする奔走だった。(C)Getty Images

 チームの苦戦が続くなかで、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は奔走した。

 現地時間6月4日に敵地で行なわれているフィラデルフィア・フィリーズ戦で、エンジェルスの大谷は「2番・DH」で先発出場。チームが5点のビハインドを追っていた5回に四球で出塁すると、文字通りの“激走”を見せた。

 相手先発ザック・ウィーラーからカウント3-1からの一球を冷静に見定めて、この日3度目の出塁を果たした背番号17は、二死となってから4番ジャレッド・ウォルシュがライト線への痛烈なヒットを放つと、あっという間に塁間を駆け回り、一気にホームイン。反撃の狼煙となる1得点をあげたのである。
 
 9連敗中のチームを救おうとする走塁だった。その快速ぶりには現地解説も脱帽する。この試合の中継を担った米放送局『FOX Sports』で解説を務めたメジャー通算213勝&154セーブの名投手ジョン・スモルツは「まさか帰ってくるなんて思いもしなかった」と語り、次のように絶賛した。

「これだけ強い打当たりだったから得点のチャンスはないと思った。だが、オオタニは戻ってきた。中継にボールが戻ってきた頃にはノーチャンスだった。こういうところも彼の凄さのひとつだ。ジャッジのように凄まじい打球を打ち、コールのように投げ、ベリンジャーのように走れる。本当に何でもできるんだ」

 往年の名投手も手放しで称賛した大谷の走塁もあり、フィリーズを追い上げたエンジェルス。8回表を終了した時点で2対5と点差を詰めているが、泥沼の連敗を止められるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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