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MLB

「プレーオフ進出なら前代未聞の快挙」米記者もトラウト&大谷翔平の完全復調に期待大! 14連敗を取り返せるか――

THE DIGEST編集部

2022.06.14

現地11日のメッツ戦では、ともにホームランを放ち勝利に貢献したトラウト(左)と大谷(右)。(C) Getty Images

現地11日のメッツ戦では、ともにホームランを放ち勝利に貢献したトラウト(左)と大谷(右)。(C) Getty Images

 6月9日(現地時間)に本拠地で行なわれたボストン・レッドソックス戦で、ロサンゼルス・エンジェルスは15試合ぶりに勝利を味わった。

 勝利の立役者となったのは他でもない大谷翔平で、投げては7回1失点で勝利投手に、打っては逆転の12号2ランを放ち、エンジェルスを連敗ストップに導いた。また、マイク・トラウトも11日の試合でケガから復帰するや否や、2本塁打を含む4打数3安打3打点の活躍で勝利へ貢献。この試合では、大谷も13号を含む3安打の猛打賞をマークし、ようやくエンジェルスの打撃の核を担う二人が勢いづいてきた。

 そうなると、いったんは暗雲の立ち込めたエンジェルスのポストシーズン進出という話題がメディアでまた浮上してくる。
 
 メジャーリーグの記録によると11試合を超える連敗の後、ポストシーズンに進出したチームはないという。しかしながら、エンジェルスは14連敗を喫する前に十分な成績を残していたので、現在もプレーオフ争いのチャンスはあると見られてはいる。

 米メディア『AP通信』のノア・トリスター記者は「マイク・トラウト、大谷翔平らがそこから巻き返し、エンジェルスがプレーオフに進出できれば、前代未聞の快挙となる」と言及している。

 そして同記事では過去の大逆転例を挙げている。過去11連敗からのポストシーズンに進出したチームは、3チームあるという。

 1951年4月、ニューヨーク・ジャイアンツ(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)は11連敗を喫したが、最終的にブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)を追い詰め、ボビー・トムソンの有名なホームランでワールドシリーズに進出。1982年、アトランタ・ブレーブスは8月に11連敗したものの、開幕から13連勝を飾っており、序盤の貯金を生かしてナショナル・リーグ西地区を制覇。2017年、9月に11連敗を喫したロサンゼルス・ドジャースは、104勝を挙げて進出した例などがあるという。

 連敗からのポストシーズンに進出した最新のチームとしては、2020年パンデミックのために60試合に短縮されたシーズンに8連敗しながらも35勝25敗でプレーオフに進出したクリーブランド・インディアンズ(現クリーブランド・ガーディアンズ)の例もあるという。

 エンジェルスのポストシーズン進出もゼロではないことは確かだ。連敗の記録はもう十分。今度は連勝の新記録を達成して、球界を騒がせてほしい。監督も交代し、大谷、トラウトの調子が上向きになった今、今シーズン前半のようなエンジェルスの快進撃をもう一度見られることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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