2022年、野球界の新しい動きが沖縄から始動する。
6月14日、「ジャパンウインターリーグ」の記者会見が、沖縄県宜野湾市内のホテルで行なわれ、日本で初めてとなる開催が発表された。
そもそもウインターリーグとは、MLBやNPBのオフシーズンである11月から翌年2月にかけて温暖な土地で開催されるリーグ戦を指す。日本の野球ファンには、2019年まで台湾で行なわれていた「アジア・ウインター・リーグ」や、DeNA在籍時の筒香嘉智(現パイレーツ)らが参加していたドミニカ共和国のウインターリーグがなじみ深いだろう。
しかし日本国内では、ここまで大掛かりなウインターリーグの開催はなく、大きな注目を集めているというわけである。
「沖縄でプロとも、アマチュアとも違った『第三のコミュニティ』を作りたい」。そう語ったのは、このプロジェクトのために新会社を立ち上げた株式会社ジャパンリーグ代表・鷲崎一誠氏だ。
自らも高校・大学と野球部に在籍。しかし、慶応大時代は出場機会に恵まれず、悶々としたまま4年の秋に引退した。そのタイミングで出会ったのが、アメリカで実施されたウインターリーグだった。自ら飛び込み、実戦でプレーできる喜びを経験したことが、今回の沖縄ウインターリーグ構想へとつながっていった。
「野球をやっていても、出場機会が少ない、あるいは恵まれない選手たちは日本だけでなく、世界中に数多くいると思います。そうした選手たちにチャンスを与えたいという思いで、今回の企画を始めました」
初年度となる今回は、一般公募と社会人野球の企業チームからの派遣選手計120名を6チームに分けて、11月24日から約1ヵ月間で22試合を戦う。参加選手には平等に出場機会が与えられ、実戦で目一杯、自身の力を試すことができるのは選手にとって最大の魅力だろう。
情報戦の側面があると言うことで、鷲崎代表から具体的な球団名が上がることはなかったが、NPB球団のみならず、MLB球団、国内独立リーグ、そしてヨーロッパのリーグとも連絡をとっており、実際に選手視察も予定されている。開催時期から、今年のNPBドラフトに直結するということはないものの、リーグ自体が「革新的トライアウト」と打ち出しているように、自らの力でその先の進路を切り開いていける可能性を大いに秘めている。
6月14日、「ジャパンウインターリーグ」の記者会見が、沖縄県宜野湾市内のホテルで行なわれ、日本で初めてとなる開催が発表された。
そもそもウインターリーグとは、MLBやNPBのオフシーズンである11月から翌年2月にかけて温暖な土地で開催されるリーグ戦を指す。日本の野球ファンには、2019年まで台湾で行なわれていた「アジア・ウインター・リーグ」や、DeNA在籍時の筒香嘉智(現パイレーツ)らが参加していたドミニカ共和国のウインターリーグがなじみ深いだろう。
しかし日本国内では、ここまで大掛かりなウインターリーグの開催はなく、大きな注目を集めているというわけである。
「沖縄でプロとも、アマチュアとも違った『第三のコミュニティ』を作りたい」。そう語ったのは、このプロジェクトのために新会社を立ち上げた株式会社ジャパンリーグ代表・鷲崎一誠氏だ。
自らも高校・大学と野球部に在籍。しかし、慶応大時代は出場機会に恵まれず、悶々としたまま4年の秋に引退した。そのタイミングで出会ったのが、アメリカで実施されたウインターリーグだった。自ら飛び込み、実戦でプレーできる喜びを経験したことが、今回の沖縄ウインターリーグ構想へとつながっていった。
「野球をやっていても、出場機会が少ない、あるいは恵まれない選手たちは日本だけでなく、世界中に数多くいると思います。そうした選手たちにチャンスを与えたいという思いで、今回の企画を始めました」
初年度となる今回は、一般公募と社会人野球の企業チームからの派遣選手計120名を6チームに分けて、11月24日から約1ヵ月間で22試合を戦う。参加選手には平等に出場機会が与えられ、実戦で目一杯、自身の力を試すことができるのは選手にとって最大の魅力だろう。
情報戦の側面があると言うことで、鷲崎代表から具体的な球団名が上がることはなかったが、NPB球団のみならず、MLB球団、国内独立リーグ、そしてヨーロッパのリーグとも連絡をとっており、実際に選手視察も予定されている。開催時期から、今年のNPBドラフトに直結するということはないものの、リーグ自体が「革新的トライアウト」と打ち出しているように、自らの力でその先の進路を切り開いていける可能性を大いに秘めている。
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