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ダルビッシュ有が3戦連続HQS!初回1失点も現地記者は「素晴らしい働きぶりだね」と称賛!本拠地の防御率は驚異の「1.34」

THE DIGEST編集部

2022.06.21

初回のピンチを1点で凌いだダルビッシュは、その後は会心の投球で相手打線を圧倒した。(C)Getty Images

初回のピンチを1点で凌いだダルビッシュは、その後は会心の投球で相手打線を圧倒した。(C)Getty Images

 日本が誇る右腕が7勝目と勢いに乗っている。

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間6月20日、本拠地で開催されたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、7回104球を投げ被安打4、1失点、5奪三振と好パフォーマンスを披露した。

 初回こそは制球が定まらず、33球を要する苦しい立ち上がりを強いられた35歳。1死一、三塁の局面で4番のクリスチャン・ウォーカーに左犠飛を許し1点を献上。さらに四球、死球で満塁と再びピンチを招いたが、最後はバディー・ケネディを空振り三振に仕留め、なんとか切り抜けた。

 1回裏、味方の援護で同点に追いつくと、スイッチが入る。2回以降は150キロ台のストレートと多彩な変化球を織り交ぜながら相手打線を翻弄。2回は8球で3者凡退に抑えると、3回は1死一、二塁とされるも無失点で抑えた。その後の4イニングはヒットを僅か2本に仕留めている。

 3試合連続で7回以上自責点2以下のハイクオリティスタート(HQS)をマークした右腕には、現地メディアからも賛辞が贈られている。地元放送局『Bally Sports』でキャスターを務めるボブ・スキャンラン氏は、「今夜のダルビッシュは、序盤でぐらつきながらも崩れることなく3回を抑え、7回まで1失点だった!素晴らしい働きぶりだね」と称えた。
 
 また地元紙『San Diego Union-Tribune』のジェイ・ポズナー記者は、「初回に33球、3回までに60球を要したにもかかわらず、7回を1失点で抑えた。ダルビッシュの大逆転劇だったよ」とコメント。同紙のケビン・エース記者は、「今季のホーム戦の防御率は1.34」と驚きの事実を伝えたうえで、「4月12日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦以降の11試合の防御率は2.41だ」と安定したパフォーマンスを高く評価した。

 2020シーズンはナショナル・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位となった実力派投手。この勢いで好投を続ければ、最強投手の称号を手にするチャンスが見えてくるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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