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MLB

6月男が止まらない! 大谷翔平、トラウトとの“アベック弾”。センターへの圧巻アーチに米記者も「なんてこった」と驚嘆

THE DIGEST編集部

2022.06.29

見事にセンター方向へ打ち返した大谷。基本に沿った貫禄の打撃だった。(C)Getty Images

見事にセンター方向へ打ち返した大谷。基本に沿った貫禄の打撃だった。(C)Getty Images

 変幻自在の投球を見せるベテランを打ち砕いた。

 現地時間6月28日、本拠地で行なわれているシカゴ・ホワイトソックス戦に、ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平は「3番・DH」で先発出場。初回の第1打席に2試合連続安打となる二塁打を放ち、3回の第2打席には今季17号となる本塁打を放った。

 やはり“6月男”の調子は上がっている。

 今月に入ってから5本塁打、長打率.523と復調傾向にある大谷。初回は過去5打数1安打と抑え込まれているジョニー・クエトと対峙するのだが、見事に攻略する。

 超高速クイックや三段(!?)モーションなどを織り交ぜるなど変幻自在に変えてくる35歳の右腕を相手に、冷静にボールを見極めた大谷は、カウント3-2から内角低めに投じられたチェンジアップをジャストミート。打球が瞬く間に右中間を破る二塁打となった。

 打球速度は115.2マイル(約185.3キロ)と圧巻の数値を記録。大谷のそれが115マイル以上を記録するのは今季4本目で、ジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)の「17」、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)の「5」に続いて3位の記録となった。
 
 好調ぶりは3回の第2打席にも活きる。チームがアンドリュー・ベラスケスとマイク・トラウトのソロ本塁打で2点を先行したなかでの打席で、カウント1-1から内角に投じられたカットボールを捉える。すると、センター方向へと高々と舞い上がった打球は、みるみるうちに飛距離を伸ばしていき、外野フェンスを越えていった。

 6月25日(現地時間)のシアトル・マリナーズ戦以来となる今季17号を放った大谷。トラウトとの“連弾”だけに現地でも早くも話題となっており、米メディア『The Athletic』などに寄稿していたブレント・マグワイア記者は「なんてこった!」と興奮気味にツイートした。

「やっぱり甘い球はセンター方向に打つ。基本的なことですけど、配球に偏りがなくなってきているので、そこがやっぱり大事かなと思います」

 かつて不振時にそう語っていた大谷。いずれの打席も難敵を相手に、自らの理想を体現するような完璧な一打だったと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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