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ダルビッシュ有、強打のドジャース打線に“初の”3被弾! パドレス地元紙は「十分すぎるアドバンテージになった」と嘆き

THE DIGEST編集部

2022.07.03

立て続けに本塁打を打たれ、険しい表情を浮かべたダルビッシュ。宿敵ドジャース打線にこの日は見事に打ち崩された。(C)Getty Images

立て続けに本塁打を打たれ、険しい表情を浮かべたダルビッシュ。宿敵ドジャース打線にこの日は見事に打ち崩された。(C)Getty Images

 重量級打線が、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)に襲い掛かった。

 現地時間7月2日に敵地で行なわれたロサンゼルス・ドジャース戦で、パドレスのダルビッシュは先発登板。初回にレギュラーシーズンでは初となる3本塁打を打たれ、6回8安打5失点で降板。惜しくも日米通算180勝目は逃した。

 立て続けに長打を打たれてしまった。1死無塁で迎えた相手2番のフレディ・フリーマンに内角低めに投じた81マイル(約130.3キロ)のスライダーをライトスタンドに運ばれると、続く3番ウィル・スミスにはカットボールを流し打たれて右中間スタンドへ2者連続となるソロ本塁打を被弾。打たれたダルビッシュも思わず「えッ」と驚き、険しい表情を浮かべた。
 
 さらに2死となってからジャスティン・ターナーにも左中間スタンドへと飛び込むソロ本塁打を打たれたダルビッシュは、2回と3回にそれぞれ1失点ずつを重ねた。

 古巣打線につかまって出鼻をくじかれながらも、6回(101球)を投げきり、10奪三振を記録したのはさすがだった。とはいえ、同じナ・リーグ西地区首位を走るドジャースへの連敗を止められなかったのは痛恨だと言わざるを得ない。

 無論、地元メディアからも手厳しい言及がされている。日刊紙『San Diego Union Tribune』は、「ドジャースがパドレスにパンチを浴びせ続けた」と銘打ったマッチサマリー内で、「ユウ・ダルビッシュが初回に3発もホームランを打たれたところで、ドジャースが3連勝を収めるには十分すぎるアドバンテージになってしまった」とし、エース右腕の予期せぬ大量失点を嘆いた。

 リーグ屈指の強力打線の力をまざまざと見せつけられてしまったダルビッシュ。毎シーズンのように夏場はやや成績を落としている感があるだけに、35歳のベテラン右腕がここからいかに立て直すかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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