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本塁打減少に悩まされる大谷翔平。米放送局が指摘した「昨シーズンに匹敵する」ための“課題”とは?

THE DIGEST編集部

2022.07.05

『ESPN』が大谷の投打の成績を昨年と比較。ライナーが増えたことで本塁打が減っているようだ。(C)Getty Images

『ESPN』が大谷の投打の成績を昨年と比較。ライナーが増えたことで本塁打が減っているようだ。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、“二刀流”として今季もアメリカの球場を駆け回っている。

 2021シーズン、アメリカン・リーグMVPに輝いた背番号17は、今シーズンは7勝(AL8位タイ)、防御率2.68、101奪三振(AL5位)と好成績を積み上げ、打っては18本塁打(AL8位)、51打点(AL9位タイ)、打率.262、出塁率.344、長打率.503、OPS.847をマークしている。

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 そんな彼の活躍に注目した米放送局『ESPN』は、「これまではオオタニがどんなパフォーマンスをして、ベーブ・ルースにどこまで喰らいつけるか注目されていたが、今となってはもう通用しない」と指摘。そして「オオタニと比較することができるのは、彼自身の記録だ」と伝え、昨シーズンの成績と比較した。

 投手としては昨年以上の数字を残す一方、本塁打率は2%減少している。そんな彼に同放送局は「全体的にライナーの当たりが多く、二塁打が多いことからも分かるとおり、これが成績低下の根本的理由だ」と報じた。
 
 そして「オオタニは、打ち出し角度の平均値が小さいにも関わらず、強いボールを放っている」と伝えた同メディアは、「パワーが戻ってくれば、エリートの成績に戻るだろう」と助言する。

 さらに投手成績は球種ごとに比較した。伝家の宝刀であるスプリットが昨年を下回ったが、それ以外はおおむね前年を上回る成績を残している。最後には、今後に期待を込め以下のように記した。

「2022年のオオタニは、2021年と同じように、もう少しパワーのある打撃をする必要がある。そしてマウンドでもう少しコマンドが改善されれば、今季は昨シーズンに匹敵するような、想像を絶する活躍をするかもしれない」

 2年連続MVPを目指すサムライ。間もなく終わる前半戦をどの様に締めくくるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部 

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