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MLB

“大谷翔平のライバル”アルバレス、右手の炎症が悪化しIL入り。アストロズ指揮官は球宴前に苦渋の決断「スイングをする度に気にしていた」

THE DIGEST編集部

2022.07.11

球宴のDH部門のファン投票では大谷と争ったアルバレスが10日、IL入りが決まった。(C)Getty Images

球宴のDH部門のファン投票では大谷と争ったアルバレスが10日、IL入りが決まった。(C)Getty Images

 ヒューストン・アストロズの主砲ヨーダン・アルバレスは現地時間7月10日、右手の炎症が悪化。チームは10日間の負傷者リスト(IL)入りを発表した。

 オールスター・ゲームのDH部門で大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)と争い、ファン投票の1次の段階では、約55万票差でアルバレスが1位の座を獲得。その後、ほぼ互角の争いを繰り広げ、蓋を開けてみれば得票率52%で大谷が上回り、先発DHは大谷が担うことが決まっていた。

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 6月18日にシカゴ・ホワイトソックス戦で負傷し、僅か1試合を休んだのちに復帰していた25歳は、今シーズン26本塁打(AL2位)、60打点(AL3位)、打率.306、出塁率.405(AL3位)、長打率.653(AL1位)、OPS1.058(AL1位)と凄まじい結果を残している。

 だが負傷箇所がありながら無理をしていたようで「徐々に怪我が悪化してきた」とダスティ・ベイカー監督はMLB公式サイト『MLB.com』で明かした。「最初は三振に頭を悩ませるだけだったが、最近はスイングをする度に怪我を気にしているようだ」と言い、こう続けた。
 
「打つときに手はとても重要だ。手を怪我することで最悪なのは、何をするにしても支障をきたすことだ。しっかりケアをしないと、長引く可能性も出てくる」

 今月18日にはホームランダービー、翌日には球宴が開催される。そして1日休みを挟んで、21日から後半戦が始まる。ベイカー監督は、「オールスターブレイク(今月18~20日)があるため長期休養の機会となる。我々は回復してくれることを願ってIL入りを選択した」と後半戦に向けて主砲を休ませる決断を下したと話す。

 怪我の回復を目的に長期休みをもらったアストロズの頼れる主砲。万全の状態で再びファンを沸かせてくれるのを楽しみに待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

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