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MLB

「これぞ魔術だ!」大谷翔平のキレ味抜群のスライダーを投球分析家が大絶賛「球種の判断に1秒の猶予もない」

THE DIGEST編集部

2022.07.12

7月6日のオリオールズ戦で今季8勝目をマークした大谷。投球分析家も彼の好投を称賛する。(C)Getty Images

7月6日のオリオールズ戦で今季8勝目をマークした大谷。投球分析家も彼の好投を称賛する。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の“エグい”変化球に米見識者が脱帽している。

 現地時間7月6日、ボルティモア・オリオールズ戦で7回を投げた28歳は、被安打2、1失点、10奪三振で今季8勝目を挙げた。6月9日から5試合連続で白星を飾っており、防御率2.44、111奪三振をマークした。

 この好パフォーマンスにファンや関係者からの賛辞が止まない。“ピッチングニンジャ"の愛称で知られる投手分析家、ロブ・フリードマン氏は先週1週間で「最もエグい球」に大谷翔平の球を選んだのだ。

 フリードマン氏は、大谷の100マイル(約160.9キロ)の速球、86マイル(約138.4キロ)のスライダー、92マイル(約148キロ)のスプリットの投球シーンを重ね合わせた動画を公開。同じフォームのままリリースされた球は、打者の手元まで似たような軌道を描き、球種の判別がつきにくいものとなっている。

【動画】「これぞ魔術」投球分析家も絶賛!打者を翻弄する大谷の投球をチェック

 同氏は「オオタニの球を打つのが最も難しく、アメリカン・リーグで最高の投手の一人である」と称えたうえで、こう評した。

「オオタニの速球は90マイル後半から100マイル以上出るので打者はどの球種が来るかを判断するに1秒の猶予もない。打者は様々なスピードで様々な方向に変化する球に対処しなければならない」
 
 オーバーレイされた動画のスライダーについては、「18インチ(約45.7センチ)動いたものだ。インコースの速球ないしはスプリットのような出だしの球が、終わってみれば外角なのだ」と説明。そして「スプリットは速球のように見えるが地面に落ちる。100マイルの速球は打席を一瞬で通り過ぎる」と続け、「ここ28.2イニングで自責点ゼロのワケも分かるだろう!これぞ魔術だ」と絶賛した。

 今シーズン大きな武器となっているスライダーの価値を最後まで認めたフリードマン氏は、「44.6%で空振りを奪い、被打率は.169に仕留めている。オオタニの見事なスライダーは20インチ(約50.8センチ)ほども曲がるのだ」と締めた。

 昨年に続き、今季もオールスター・ゲームの先発投手部門で選出されたサムライ。投球分析家がべた褒めするスライダーに着目して、試合展開を追いたいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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