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大谷翔平は「トレードすべき」!? 米紙が説いたエンジェルスの“青写真”「オオタニによる見返りを考慮すべき」

THE DIGEST編集部

2022.07.19

現状のままでは23年にFAとなる大谷。そんな偉才の今後について地元紙が興味深い意見を論じた。(C)Getty Images

現状のままでは23年にFAとなる大谷。そんな偉才の今後について地元紙が興味深い意見を論じた。(C)Getty Images

 現地時間7月18日にシーズン前半戦が終了したメジャーリーグは、オールスターを前に束の間の休息期間に入った。

 今季も様々な話題が取り上げられたなかで、日本国内でも小さくない注目度を誇ったのは、大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンジェルスの低迷だ。開幕1か月では最大貯金11を作り、アメリカン・リーグ西地区首位に立った彼らだったが、快進撃は徐々に勢いを失っていき、18日時点での92戦で39勝53敗と大きく負け越している。

 開幕直後には明るい見通しが立っていた8年ぶりのプレーオフ進出への希望も、いまや風前の灯火になりつつある。そんな現状で現地メディアがしきりに報じているのは、チーム再建の行く末だ。

 もっとも、再建に向けた道筋も現時点で不透明ではある。というのも、2023年シーズン終了後に契約満了となる大谷との契約延長交渉が進展していないため、チームの根幹が見えてこないからだ。

 無論、球団としては大谷との契約延長は最優先事項なのは間違いない。しかし、延長交渉が滞れば、将来を現実的に見据えた動きに方針を変える必要も出てくる。そうした悩ましい現状について「決断をする時が来た」と地元紙『LA Times』は説いた。
 
 現地時間7月16日にメジャー史上最高総額となる15年4億4000万ドル(約607億2000万円)での契約延長オファーを固辞したホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)の動向を伝えた同紙は「まずはエンジェルスもオオタニに対して、ソトと同じように史上最高額を提示するプローチをするべきだ」と主張。そのうえで「オオタニをアナハイムに長期間留めるために何が必要で、どんなオファーをすべきか考慮すべきである。そうでなければ、来季終了後に見返りなしに移籍してしまう可能性に直面することを避けるためにも、トレードすべきだ」と論じた。

 また、今季の大谷の年俸550万ドル(約7億6000万円)は「北米スポーツ最高のバーゲン価格だ」とした同紙は、こう続けている。

「オオタニをトレードに出さないことでの見返りはたしかにある。彼は、いまやチームのチケットを買う理由になっているうえに、日本からのスポンサーを紐づけてもいる。そして誰もが毎シーズンのようにプレーオフ進出を期待する要因にもなってはいる。だから、まずは最高級のオファーは出すべきだ。

 しかし、エンジェルスはオオタニが2018年に入団して以来、全くもってコンテンダーとはなっていない。そこでオオタニによって得られる見返りも考慮すべきではないかと考える。将来に向け、育成組織をエリートプロスペクトで潤わせてもいい」

 大谷の価値について「契約を1年半も残した今が一番高い」と説いた『LA Times』。はたして、エンジェルスは同紙が想像した青写真を描くのか。それとも――。

構成●THE DIGEST編集部

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