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鈴木誠也が対抗馬!? カブス専門メディアが新人王候補に23歳有望株を推挙するも「バッティングはスズキの方が熱い」

THE DIGEST編集部

2022.07.20

6試合連続安打中の鈴木。後半戦の打棒爆発に期待が懸かる。(C) Getty Images

6試合連続安打中の鈴木。後半戦の打棒爆発に期待が懸かる。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也は現地時間17日、本拠地リグリーフィールドでのニューヨーク・メッツ戦に「4番・右翼」で先発出場、6回の第3打席でレフト前ヒットを放ったことで、6試合連続での安打を記録している。

 この日はチームも3対2で勝利し、実に10試合ぶりの白星を手にした。7月7日のロサンゼルス・ドジャース戦から9連敗と泥沼が続いていたカブスは、なんとか勝利でオールスター前の戦いを締め括っている。

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 鈴木は今シーズン、左手薬指の負傷で5月下旬から故障者リスト入りとなり、およそ1か月以上にわたり戦列を離れた。マイナーでの調整を経て今月4日に復帰を果たして以降は、直後に2本塁打を放つなど春先の勢いを取り戻したかのような打棒を奮っている。

 現在も、今季の新人王有力候補に名を連ねるなどメジャーの舞台で連日、バッティングや守備でも存在感を示し続けている鈴木に対し、現地メディアからの期待も高まり続ける一方だ。

 カブスの情報を発信する『ChiCitySports』では、オールスターブレイクの節目に「カブスミッドシーズンアウォーズ」という記事を配信、ここまで特筆すべき活躍を見せた選手にスポットを当てている。

 その中で「カブスのルーキー・オブ・ザ・イヤー」として、23歳のクリストファー・モレルが紹介されている。モレルはシーズン途中の5月にメジャーデビューを果たしており、その後は1番に定着し現在まで.266、9本塁打、26打点を記録、同メディアは「このルーキーは、シカゴのより信頼性の高い攻撃的な武器の一つであり、また守備側でも多才を供給しながら、2B、3B、SS、CFで試合をこなしている」と、攻守でのパフォーマンスを称えている。

 一方でもう一人、チーム新人王の対抗馬として名前を挙げているのが鈴木誠也だ。「モレルの最大のライバルはセイヤ・スズキだ。最近では、バッティングにおいてはスズキの方が熱い」と、鈴木のここ数試合の打撃内容を評しており、「(チーム内での新人王は)どちらが受賞してもおかしくはない」と、両者のパフォーマンスの高さを強調した。

 鈴木は復帰後より毎試合のように安打を重ねてきており、今月の月間打率が.356と、好調を維持していることは数字にも表れている。良い形でシーズンの折り返しを迎えることとなった日本人ルーキーの、ここからのさらなる巻き返しに要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】見逃せば明らかに外れた“クソボール”をレフトスタンドに叩き込む!鈴木誠也の第6号アーチをチェック

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