地元ファンのため息が漏れ聞こえてくるほどのプレーぶりだった。現地時間7月22日に本拠地フェンウェイ・パークで行なわれたトロント・ブルージェイズ戦で、ボストン・レッドソックスは3対28と大敗を喫した。
もっとも、試合は大量失点も当然と言える拙守のオンパレードだった。初回から失点を重ねていくなかで、3回には2死満塁の場面で、中堅手のジャレン・デュランがライメル・タピアの打ち上げた平凡なフライを見失って捕球できず……。相手に満塁ランニング本塁打を献上してしまう。
これで完全に集中力を失ったレッドソックスは、4回にも投手のオースティン・デービスの送球エラーが絡んで失点。終わってみれば、29安打28得点、5本の本塁打を打たれての敗北となった。
このブルージェイズ戦を含めた3試合で47失点を喫したレッドソックス。MLBでも1894年のルイビル・カーネルズ以来となる史上4番目に悪い記録を残したチームには、批判の声が高まっている。米メディア『Draft Kings』のポッドキャスト番組などで司会を務め、日頃からレッドソックスを追うジャレッド・カラビス氏は、「カーネルズなんてどこのチームだよ。いまのレッドソックスほど最悪なチームなんてない」とバッサリ。そのうえで、贔屓チームへの怒りを滲ませた。
「試合中継が途中でカットされたのは本当にお笑いもんだった。こんなに一晩中笑ったのは初めてだよ。レッドソックスの1、2番なんかは『もういいや、諦めるわ』って感じだったからね。当然、残業代なんか出ないぞ。ノーサンキューだ」
さらに米放送局『FOX Sports』のアナリストを務めているベン・バーランダー氏は、痛恨の満塁ランニング本塁打となったデュランの捕逸について、「あの球場でボールが見えにくいのはよく理解できる」と前置きし、次のように嘆いた。
「でも、これは明らかに緩慢だ。そのあとに誰もボールを追う素振りは見せていないし、レフトはカバーにすら回っていない。最悪だ」
もはや、散々なプレーを見させられた地元ファンの声は伝えるまでもないだろう。はたして、レッドソックスは名誉挽回となる勝利をあげられるのか。明日のブルージェイズ戦で彼らは小さくないプレッシャーに苛まれそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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もっとも、試合は大量失点も当然と言える拙守のオンパレードだった。初回から失点を重ねていくなかで、3回には2死満塁の場面で、中堅手のジャレン・デュランがライメル・タピアの打ち上げた平凡なフライを見失って捕球できず……。相手に満塁ランニング本塁打を献上してしまう。
これで完全に集中力を失ったレッドソックスは、4回にも投手のオースティン・デービスの送球エラーが絡んで失点。終わってみれば、29安打28得点、5本の本塁打を打たれての敗北となった。
このブルージェイズ戦を含めた3試合で47失点を喫したレッドソックス。MLBでも1894年のルイビル・カーネルズ以来となる史上4番目に悪い記録を残したチームには、批判の声が高まっている。米メディア『Draft Kings』のポッドキャスト番組などで司会を務め、日頃からレッドソックスを追うジャレッド・カラビス氏は、「カーネルズなんてどこのチームだよ。いまのレッドソックスほど最悪なチームなんてない」とバッサリ。そのうえで、贔屓チームへの怒りを滲ませた。
「試合中継が途中でカットされたのは本当にお笑いもんだった。こんなに一晩中笑ったのは初めてだよ。レッドソックスの1、2番なんかは『もういいや、諦めるわ』って感じだったからね。当然、残業代なんか出ないぞ。ノーサンキューだ」
さらに米放送局『FOX Sports』のアナリストを務めているベン・バーランダー氏は、痛恨の満塁ランニング本塁打となったデュランの捕逸について、「あの球場でボールが見えにくいのはよく理解できる」と前置きし、次のように嘆いた。
「でも、これは明らかに緩慢だ。そのあとに誰もボールを追う素振りは見せていないし、レフトはカバーにすら回っていない。最悪だ」
もはや、散々なプレーを見させられた地元ファンの声は伝えるまでもないだろう。はたして、レッドソックスは名誉挽回となる勝利をあげられるのか。明日のブルージェイズ戦で彼らは小さくないプレッシャーに苛まれそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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