専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

痛恨の1試合28失点。レッドソックスがMLBで128年ぶりの惨敗! 拙守のオンパレードに米識者も「お笑いもん」と嘆き

THE DIGEST編集部

2022.07.23

スコアボードに次から次へと刻まれていくブルージェイズの得点。それを目の当たりにしたレッドソックス戦士たちは、ただただうなだれた。(C)Getty Images

スコアボードに次から次へと刻まれていくブルージェイズの得点。それを目の当たりにしたレッドソックス戦士たちは、ただただうなだれた。(C)Getty Images

 地元ファンのため息が漏れ聞こえてくるほどのプレーぶりだった。現地時間7月22日に本拠地フェンウェイ・パークで行なわれたトロント・ブルージェイズ戦で、ボストン・レッドソックスは3対28と大敗を喫した。

 もっとも、試合は大量失点も当然と言える拙守のオンパレードだった。初回から失点を重ねていくなかで、3回には2死満塁の場面で、中堅手のジャレン・デュランがライメル・タピアの打ち上げた平凡なフライを見失って捕球できず……。相手に満塁ランニング本塁打を献上してしまう。

 これで完全に集中力を失ったレッドソックスは、4回にも投手のオースティン・デービスの送球エラーが絡んで失点。終わってみれば、29安打28得点、5本の本塁打を打たれての敗北となった。

 このブルージェイズ戦を含めた3試合で47失点を喫したレッドソックス。MLBでも1894年のルイビル・カーネルズ以来となる史上4番目に悪い記録を残したチームには、批判の声が高まっている。米メディア『Draft Kings』のポッドキャスト番組などで司会を務め、日頃からレッドソックスを追うジャレッド・カラビス氏は、「カーネルズなんてどこのチームだよ。いまのレッドソックスほど最悪なチームなんてない」とバッサリ。そのうえで、贔屓チームへの怒りを滲ませた。

「試合中継が途中でカットされたのは本当にお笑いもんだった。こんなに一晩中笑ったのは初めてだよ。レッドソックスの1、2番なんかは『もういいや、諦めるわ』って感じだったからね。当然、残業代なんか出ないぞ。ノーサンキューだ」
 
 さらに米放送局『FOX Sports』のアナリストを務めているベン・バーランダー氏は、痛恨の満塁ランニング本塁打となったデュランの捕逸について、「あの球場でボールが見えにくいのはよく理解できる」と前置きし、次のように嘆いた。

「でも、これは明らかに緩慢だ。そのあとに誰もボールを追う素振りは見せていないし、レフトはカバーにすら回っていない。最悪だ」

 もはや、散々なプレーを見させられた地元ファンの声は伝えるまでもないだろう。はたして、レッドソックスは名誉挽回となる勝利をあげられるのか。明日のブルージェイズ戦で彼らは小さくないプレッシャーに苛まれそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】昨季はMVPを獲得!更なる飛躍を目指しMLB2022シーズンで躍動する大谷翔平を特集!

【関連記事】「オオタニは凄すぎる」レッドソックス主砲が大谷翔平のMVPを確信! ジャッジらとの争いに「5年先は無理だ」と持論

【関連記事】「オオタニには言葉がない」――大谷翔平を苦しめた“無援護”。エ軍の貧打が響き104年ぶりの偉業は持ち越し
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号