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プロ野球

超スローカーブが米国でも話題に!「やりたかった事」初球宴で伊藤大海が“思惑どおり”3人斬りを披露

THE DIGEST編集部

2022.07.29

オールスターゲーム2戦目の8番手として登場した伊藤は、球速が表示されない超スローカーブを披露した。写真:田中研治

オールスターゲーム2戦目の8番手として登場した伊藤は、球速が表示されない超スローカーブを披露した。写真:田中研治

 プロ野球のオールスターゲームで目を疑うような“超スローカーブ”が披露され、これが米国でも話題になっている。

 7月27日に松山坊ちゃんスタジアムで行なわれた第2戦の8回、伊藤大海(日本ハム)が魅せた。8番手としてマウンドに上がった伊藤は、まず坂倉将吾(広島)を超スローカーブで右飛に打ち取った。

 続く佐藤輝明(阪神)には全球、外角ストレートで真っ向勝負。この思惑にはまった佐藤を見逃し三振に仕留めると、再び超スローボールで3人目のビシエド(中日)と勝負。ものの見事にタイミングを外し、レフトフライで終わらせた。これには思わずビシエドも苦笑いを浮かべた。

【動画】ど真ん中に決まった!超スローカーブでビシエドに勝負する伊藤をチェック

 セ・リーグ打線を手玉に取った伊藤の投球は、本場アメリカでも注目されている。米スポーツ専門メディア『JOMBOY Media』が「完璧な超スローボールは存在しない」と記し、ビシエドからど真ん中のストライクを奪ったシーンをTwitterで公開。すると日米を中心とする野球ファンがリツイートし、全世界へと拡散したのだ。
 
 翌28日、伊藤は自身のインスタグラムで「初めてのオールスター楽しかったです!」と喜びを綴り、「史上最遅のスローカーブを投げると宣言しましたが、球速表示されませんでした笑」とまさかの事態にニンマリ。

 大学日本代表で切磋琢磨した同じ2年目の「テル(佐藤輝明選手)には直球勝負でいかせてもらいました」と振り返ったうえで、「あれもやりたいこれもやりたいと、色々思い付きはあったのですが、スローカーブの次にやりたかった事でした」とピッチングの意図を明かした。

 普段は見られないような遊び心満載の投球で3人斬りに仕留めた伊藤。効果抜群だった“超スローカーブ”が次に投じられるのは、いつだろうか。伊藤の今後の投球にも注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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