専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

菊池雄星がリリーフ配置転換。監督代行は期待も、地元記者からは異議「ブルペン効果が上がるとは思えない」

THE DIGEST編集部

2022.08.18

今季からブルージェイズの先発を務める菊池が救援投手に配置転換された。(C)Getty Images

今季からブルージェイズの先発を務める菊池が救援投手に配置転換された。(C)Getty Images

 現地時間8月17日、トロント・ブルージェイズは、菊池雄星を先発ローテーションから外し、中継ぎに配置転換すると発表した。

 今季からブルージェイズに3年3600万ドル(約48億円)で契約を結んだ左腕は、2日前のボルティモア・オリオールズ戦で3回1/3を投げ、被安打4、3四球で今季ワーストとなる6失点(自責4)で7敗目を喫した。

【動画】まさかの6失点。2ランを浴びた菊池の投球をチェック

 なかなか調子が上向かない31歳にファンや現地記者などから辛辣な声が大きくなるなか、ジョン・シュナイダー監督代行は試合後には「彼は本当に良い投手であり、良いものを持っている」と称賛。そのうえで「彼が投げれば、多くの選手から三振にとれる。だけど現時点では、何があってもおかしくない。彼にとってもチームにとっても、勝利のために最適な場所を探したい」と話していた。

 指揮官が「勝利のため」に探し出したのがリリーフだった。菊池がメジャー4年目にしてブルペンに回されるのは初。だが、62勝54敗でアメリカン・リーグ東地区2位タイで、ワイルドカードでポストシーズンに狙える位置につけているチーム事情を考慮すれば、致し方ないと納得せざるを得ない。
 
 配置転換の発表後、シュナイダー監督代行は「キクチが貴重な(短い)イニングで貢献することを期待している」と語ったと、公式メディア『MLB.com』のブルージェイズ番キーガン・マシソン記者は伝える。

 もっとも、地元紙『Tront Star』のマイク・ウィルナー記者は、「私はこの考え方を受け入れられない」と菊池を巡る起用法に異議を唱えたうえで、「キクチがブルペンにいることで効果が上がることは何も示されていない。彼は初回に関しては防御率7(6.86)に近い」と酷評した。

 昨季は1ゲーム差でポストシーズン進出を逃したブルージェイズ。それだけにロスター入りする一人ひとりの役目は大事になってくる。文字通りチームの救援として貢献できるだろうか。奮起するサムライ左腕に期待したいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】大谷翔平、鈴木誠也、ダルビッシュ有…MLB 2022シーズンで躍動する“サムライ”たちの厳選フォトを一挙紹介!

【関連記事】「もう我慢の限界だ」4回途中6失点の菊池雄星に地元紙は酷評。監督代行は今後の起用を濁すも「もう先発させる余裕はない!」

【関連記事】敵主砲の家族も虜! 大谷翔平がコレアの妹にファンサービスで感涙させる。サプライズの兄は「別格だね」と脱帽
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号