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MLB

勝率5割も遠のき、シーズン100敗が現実味。どうにもならないエンジェルスに米番記者も嘆き「極めて醜い野球だ」

THE DIGEST編集部

2022.08.26

首位からかなりの差をつけられているエンジェルス。その苦しい現状は、大谷の表情からも汲み取れる。(C)Getty Images

首位からかなりの差をつけられているエンジェルス。その苦しい現状は、大谷の表情からも汲み取れる。(C)Getty Images

 今シーズンも終盤戦に向かうなか、ロサンゼルス・エンジェルスの足取りはどうにも乏しい。現地時間8月25日のタンパベイ・レイズ戦では3対8で敗戦。同チームとの4連戦をスイープされると同時に6連敗を喫した。

 開幕時こそロケットスタートを飾り、一時は首位に立っていたエンジェルス。8年ぶりの地区優勝への機運も高まっていたが、5月末から6月までに球団史上最低の14連敗を喫すると、そこからムードは一変。瞬く間に順位を落としていき、気づけば、首位ヒューストン・アストロズからは28.5ゲームと差をつけられる格好となってしまった。

 マイク・トラウト(復帰済み)とアンソニー・レンドーンが相次いで離脱を余儀なくされたエンジェルスは、唯一の頼みの綱である大谷翔平が“マンマーク”される形に。それによって八方塞がりとなり、投打の歯車がどうにもかみ合わないまま、今に至っている。
 
 残り試合数は「37」。現時点で52勝72敗のチームはシーズン100敗も現実味を帯び始めている。米メディア『The Athletic』でエンジェルス番を務めるサム・ブラム記者は、「エンジェルスはタンパでスイープされた。これで6連敗だ。しかも、最近10試合で9敗目」と苦々しい現状を嘆いた。

「彼らは2試合連続で15三振も喫している。極めて醜い野球だ。エンジェルスの勝率5割より21試合も下回っている。シーズン100敗を回避するには、今後の試合で少なくとも11勝26敗にする必要がある」

 去る8月23日には、オーナーを務めるアート・モレノ氏が、球団売却の手続きに入ったと発表されたエンジェルス。そうした忙しないチーム状況下で、このまま低迷が続くのか。間違いなくチームは正念場を迎えている。

構成●THE DIGEST編集部

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