大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が、トロントの地で大暴れしている。

　現地８月28日、敵地で開催されたトロント・ブルージェイズ戦に「３番・DH」で先発出場した大谷翔平は、７回の第４打席で10試合ぶりとなる28号２ランを放った。前日に11勝目を挙げた二刀流は、４打数３安打１四球の驚異的な好パフォーマンスを披露。チームは８対３と快勝した。

　27日には今シーズン最多となる109球を投げ、７イニングで被安打2、無失点、９奪三振をマークしていた28歳。通常は休養日にあてるはずの投手だが、数々の偉業を成し遂げるスターは大忙しだ。

　４対１と３点リードした７回２死二塁で第４打席に入った大谷は、３番手左腕ティム・メイザの６球目シンカーを流し打ち。ぐんぐん伸びた打球は、左翼の頭を越え、スタンドイン。10試合ぶりにアーチを描き、今季28号を記録した。

【動画】逆方向へのロケット弾！ 大谷翔平が10試合ぶりに放った28号アーチをチェック
  　投手としても打者としてもリーグトップクラスの活躍をする彼には現地メディアも興奮している。米放送局『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニは７回無失点投球から24時間以内にホームラン!!」と絶賛した。

　また、とあるエンジェルスファンが「金曜日にはショウヘイ・オオタニに対してブルージェイズファンは『過大評価』と叫んだ」と暴露し、この２日間の成績をまとめた。そして「彼がまたMVPを獲る」と断言。これには米野球専門サイト『CALL TO THE PEN』も便乗し、「ショウヘイ・オオタニは、もはや誰にも批判されてはいけない選手だ！」と訴えた。

　終盤戦に入るなか、ここからライバルを突き放す圧巻のパフォーマンスを見せられるだろうか。２年連続アメリカン・リーグMVP受賞を期待する声も大きいようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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