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大谷翔平vsジャッジのMVP争いは「最も魅力的なストーリー」。1世紀ぶりの活躍に米メディアは「当たり前とは思わないで」と警鐘

THE DIGEST編集部

2022.09.03

アメリカン・リーグMVPの有力候補に挙げられる大谷(左)とジャッジ(右)。(C)Getty Images

アメリカン・リーグMVPの有力候補に挙げられる大谷(左)とジャッジ(右)。(C)Getty Images

 いよいよ佳境に入っているメジャーリーグで、一騎打ちの様相を呈してきたアメリカン・リーグMVP争い。争っているのは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)だ。

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 現地時間8月29日~31日の“直接対決”では、それぞれ3戦2発と活躍。大谷が史上初となるシーズン「30本塁打+2桁勝利」を達成すると、一方のジャッジも今季51号を放ち、ロジャー・マリス氏のア・リーグ年間記録(1961年、61本塁打)超えを射程圏に捉えている。

 こうした白熱の展開を受け、現地ではMVP論争がヒートアップ。9月2日には、米メディア『AXIOS』が、「アーロン・ジャッジとショウヘイ・オオタニがア・リーグMVPを争っている」と見出しを打ち、「最も魅力的なストーリーラインのひとつ」として同レースに関する記事を掲載した。
 
 まず、MVP争いの現状について「ア・リーグ記録の62 本塁打を追い求め、100勝の可能性を秘めたチームでプレーしている事実により、ジャッジが大きく支持されている」と分析した同メディア。その圧倒的な打棒に対しても、「まさに21世紀で最も攻撃的なシーズンのひとつだ」と称賛の言葉を送っている。

 一方、投打で奮闘している大谷には、「単にこのレースを制す可能性が高い2番手として見るべきでない。満票MVPの昨年を上回るシーズンかもしれないのだから」と言及。今季もフル稼働してきたことを踏まえ、「ただ投打でエリート級な“だけ”でないのを忘れてしまいがちだ」と指摘した。

 さらに、昨季より成長している投手パフォーマンスに対し、「正真正銘のサイ・ヤング賞候補だ」と称えると、記事の最後では、「どちらが勝ってもこのようなシーズンは滅多にないし、我々は幸運にもふたりを同時に目撃できていることを、当たり前だと思わないでほしい」と結んでいる。

 残りのシーズンでもハイレベルな激戦が予想されるふたり。その一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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