ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平とニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジによる2022年のアメリカン・リーグMVP争いは、野球ファンの議論を大いに盛り上げるのに一役買っている。
【動画】爆速ライナーの31号&センター返しの最新32号! 大谷翔平が1試合2発の大当たり 大谷は9月5日現在(現地時間)、打率.270、32本塁打、OPS.897、11盗塁というハイアベレージをマークしており、投手としては11勝(8敗)、防御率は2.58、奪三振率11.98を記録しており、前代未聞の二刀流プレーヤーとして歴史的な新記録を作り続けている。
一方、ジャッジはとんでもない勢いで全米のスタジアムにおいてホームランを量産している。現地時間9月5日までにキャリアハイの54本塁打を記録しているジャッジは、このままだと年間64本ペースを超え、1961年にロジャー・マリスが打ち立てたア・リーグ新記録(61本)を追い抜く勢いだ。
ここ最近のMVP投票では、WARが重視される傾向にある。WARとは、チームの勝利への貢献度を示す数値で、米記録専門サイト『FAN GRAPHS』によると、現時点でのア・リーグのWARはジャッジが「8.7」でトップ。大谷は投打の合計「7.6」の2位で追っている。しかし、WARが重視されつつも、それのみで決まらないところが、余計に議論を白熱させている。
米メディア『Sportskeeda』は「オオタニとジャッジの活躍で、イチロー対ジアンビ、ロジャー・マリス対ミッキー・マントル、マイク・トラウト対ミゲル・カブレラなど、かつてのようなMVPレースが展開されている」と過去の一躍沸かせたMVP争いを例に挙げた。
イチロー対ジアンビとは、イチローが渡米1年目の2001年、WARなどのデータでは当時オークランド・アスレチックスに所属していたジェイソン・ジアンビが上だったのにもかかわらず、首位打者と盗塁王に輝き、チームも116勝を挙げたメジャー初の日本人野手に軍配が上がったことについて述べている。
また、マリス対マントルは1961年、マントルがWARとOPSで上回るも、61本塁打を放ったマリスが僅差でMVPを獲得したことを指している。そしてトラウト対M・カブレラでは、トラウトが2012年にリーグトップのWARをマークするも、三冠王のM・カブレラがMVPを獲得。3つの白熱したマッチレースを、今回の大谷対ジャッジの激闘が繰り広げられるなか、回顧している。
大谷とジャッジの戦い、そしてMVP論争はシーズン最終戦まで続くであろう。そして、野球界の記録に名を残す2人の肉薄した戦いを最後まで見られるのは野球ファンにとって最大の楽しみとなるはずだ。これからも2人の戦いからますます目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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一方、ジャッジはとんでもない勢いで全米のスタジアムにおいてホームランを量産している。現地時間9月5日までにキャリアハイの54本塁打を記録しているジャッジは、このままだと年間64本ペースを超え、1961年にロジャー・マリスが打ち立てたア・リーグ新記録(61本)を追い抜く勢いだ。
ここ最近のMVP投票では、WARが重視される傾向にある。WARとは、チームの勝利への貢献度を示す数値で、米記録専門サイト『FAN GRAPHS』によると、現時点でのア・リーグのWARはジャッジが「8.7」でトップ。大谷は投打の合計「7.6」の2位で追っている。しかし、WARが重視されつつも、それのみで決まらないところが、余計に議論を白熱させている。
米メディア『Sportskeeda』は「オオタニとジャッジの活躍で、イチロー対ジアンビ、ロジャー・マリス対ミッキー・マントル、マイク・トラウト対ミゲル・カブレラなど、かつてのようなMVPレースが展開されている」と過去の一躍沸かせたMVP争いを例に挙げた。
イチロー対ジアンビとは、イチローが渡米1年目の2001年、WARなどのデータでは当時オークランド・アスレチックスに所属していたジェイソン・ジアンビが上だったのにもかかわらず、首位打者と盗塁王に輝き、チームも116勝を挙げたメジャー初の日本人野手に軍配が上がったことについて述べている。
また、マリス対マントルは1961年、マントルがWARとOPSで上回るも、61本塁打を放ったマリスが僅差でMVPを獲得したことを指している。そしてトラウト対M・カブレラでは、トラウトが2012年にリーグトップのWARをマークするも、三冠王のM・カブレラがMVPを獲得。3つの白熱したマッチレースを、今回の大谷対ジャッジの激闘が繰り広げられるなか、回顧している。
大谷とジャッジの戦い、そしてMVP論争はシーズン最終戦まで続くであろう。そして、野球界の記録に名を残す2人の肉薄した戦いを最後まで見られるのは野球ファンにとって最大の楽しみとなるはずだ。これからも2人の戦いからますます目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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