現地時間９月６日、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が、メジャー通算354勝のロジャー・クレメンスの息子であるコディ・クレメンス（デトロイト・タイガース）に、ある「お宝」をプレゼントした。その振る舞いが現地でも注目を集めている。

【画像】粋なサプライズ！大谷翔平がコディに送ったサインボールをチェック

　事の発端は、前日の対戦だ。８回１死１塁の場面で、ユーティリティプレーヤーの「投手・コディ」と対峙した「打者・大谷」は、カウント１-２から４球目の68.4マイル（約110 .1キロ）のスローボールを見逃し。外角いっぱいに入ったボールは、ストライクと判定されて三振に倒れた。

　一夜明け、“二刀流スター”は、キャリア初となる三振を記録したコディの要求に応え、記念のサインボールを贈呈。「What　a　nasty　pitch！（なんてエグイ投球だ！）」と冗談を交えてメッセージを記すと、「You’re　the　man（あなたは最高だ！） 」とコディを喜ばせた。

　この温かいエピソードには、国内だけでなく海外からも反響が続々と寄せられた。米メディア『Seattle Sports』のジョー・ファン記者が、「ショウヘイ・オオタニはあらゆる意味でレジェンドだ」と評せば、公式メディア『MLB.com』の編集プロデューサーを務めるエイドリアン・ガロ氏は「今年のお気に入りの話」とサインボールの画像を添えて自身のツイッターで紹介した。
  　今年８月に敵地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦でも子どもにサインをして注目を集めた大谷。どんな時も紳士的に振る舞うサムライにファンや識者は、ますます惹きつけられている。

構成●THE DIGEST編集部

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