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MLB

勢い止まらぬジャッジ、驚異の4試合連続で“記録づくめ”の55号! A-ロッドを抜き、ボンズとソーサに並ぶ快挙

THE DIGEST編集部

2022.09.08

バットの先だったが、力で運んだジャッジ。その歴史的なアーチに賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

バットの先だったが、力で運んだジャッジ。その歴史的なアーチに賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 ニューヨークの怪物が、大記録に向けて着実に歩みを進めている。

 現地時間9月7日に本拠地で行なわれているミネソタ・ツインズとのダブルヘッダー初戦で、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは、4回の第2打席に4試合連続となる55号ソロホームランをレフトスタンドに叩き込んだ。

 先頭打者として打席に立った4回、相手先発右腕ルイ・バーランドと対峙したジャッジは、カウント2-1からほぼど真ん中に甘く入った85.3マイル(約137.2キロ)のチェンジアップをジャストミート。かち上げるように放たれた打球は、ぐんぐんと歩距離を伸ばしていき、左中間スタンドの中段に突き刺さった。

 この一打でジャッジは自己最多記録を更新するとともに、ヤンキースの右打者では2007年のアレック・ロドリゲス(54本)を抜き去る球団レコードを樹立。さらにチームの136試合目で55本以上を放ったのは、1999年のサミー・ソーサ(カブス)と2001年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)に続く史上3人目。まさに記録づくめの一発となった。
 
 直近8試合で6発とシーズン終盤に入って、勢いは衰えるどころか加速している。そんな30歳のスラッガーに現地記者たちも驚くばかりだ。米放送局『FOX Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏は「私はジャッジに記録を破ってほしい。これはいくら強調しても足りない」と主張。そのうえで、注目される大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とのMVPレースにも言及した。

「ショウヘイがMVPは取るべきだとは思う。だけど、私はこの歴史的な瞬間を見るのがたまらなく大好きなんだ」

 はたして、ジャッジの勢いはどこまで続くのか。その一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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