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大谷翔平とジャッジのMVP論争に米メディアが新賞『年間最優秀打者賞』創設を提案!「両ファンも納得し、スポーツ界にとっても有益だ」

THE DIGEST編集部

2022.09.09

ハイレベルなア・リーグMVP争いを続ける大谷(左)とジャッジ(右)。どちらが栄誉を手に入れるのか。(C)Getty Images

ハイレベルなア・リーグMVP争いを続ける大谷(左)とジャッジ(右)。どちらが栄誉を手に入れるのか。(C)Getty Images

 もはや止まることを知らないアメリカン・リーグのMVP論争。

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の二人ともMVPに値するハイパフォーマンスをすでに残している。いや、MVPどころか、球界の記録を変えるような前代未聞の記録を残している。

 ただ、残念なことに受賞は一人に限られるのである。歴史的な成績を残しながらも一人しか受賞できないのはお互いのファンにとって、納得がいかないのは当然である。

 そんな中、米メディア『FOX Sports』のペドロ・モウラ記者が面白い持論を打ち立てた。それは新たに「年間最優秀打者賞」のような賞を設けたらどうかという意見だ。そして、その決定をサイ・ヤング賞のように、全米野球記者協会の会員に受賞者を決定させることもできる。あるいは、プラチナグラブ賞のようにファン投票によって決定することもできる。そうすれば、さらにファンの関心が高まるかもしれないと述べている。

 同記者は「(もしその賞が創設されたら)今季はジャッジが打者賞に選ばれるのは当然として、オオタニは2年連続のMVP受賞の可能性が高くなるのではないだろうか。昨季は、トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.が打者賞を受賞するのがぴったりだっただろう。オオタニがMVPを獲得するためのスペースを残しながら、彼の大きな功績を認めることができただろう」とも述べている。

【動画】白熱のア・リーグMVP争い A.ジャッジの55号本塁打&大谷翔平の33号本塁打をチェック
 確かに昨季48本塁打を放ち、打率.311、出塁率4割、長打率6割をクリアした圧巻のパフォーマンスを残したのにもかかわらず、満票で大谷がMVPを受賞したのは納得できなかったかもしれない。新しい賞を作ることによって、毎年記録を塗り替えると予想される大谷の成功を認めると同時にゲレーロJr.のようにそのシーズンに記録的な成績を残した人にもスポットライトを当てることができる。

 同記者は「新しい賞を作ることは、オオタニを評価しつつ、そうした選手たちをスポーツとして売り出すための一つの方法だろう」と締めくくっている。

 ここまでのハイレベルな争いだからこそ出てきた発想ではあるが、このまま続けば、考慮してみる価値はあるかもしれない。いずれにせよ、難しいとは思うが、最終的には誰が見ても納得するような受賞結果となることを両者のファンは望んでいることだろう。最後まで二人の活躍から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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