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MLB

9月好調な鈴木誠也に米メディアが賛辞!「シカゴで最も安定した打撃成績を残した一人だ」打棒発揮に来季への期待も

THE DIGEST編集部

2022.09.09

8日、レッズ戦で12号本塁打を打った鈴木。チームは敗れたが存在感を示した。(C)Getty Images

8日、レッズ戦で12号本塁打を打った鈴木。チームは敗れたが存在感を示した。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也は現地時間9月8日、本拠地リグリー・フィールドで行われたシンシナティ・レッズ戦に「2番・右翼」で先発出場した。この試合では、8回に2試合ぶりとなる12号ソロ本塁打を放つなど2安打を記録。チームは3対4で敗れたものの、バッティングで好調さをアピールする結果となった。

 2日前と同様、この日もレフトスタンドへ運んだ。8回裏、レッズの右腕、アレクシス・ディアズが投じた膝元へのスライダーを捕らえ、すくい上げるように振り抜くと打球は左中間へ。変化球に巧く対応する、鈴木の技術が光るバッティングとなった。

 この試合を終え、9月は出場6試合中5試合で安打をマークしており、月間打率.348と勢いが止まらない。まさに開幕直後に見られた打棒を彷彿とさせる内容だ。

 シーズン終盤に来て好調を維持する日本人ルーキーに、現地メディアも賛辞を惜しまない。米スポーツサイト『Yardbarker』では、特集記事の中で鈴木の働きを称えているほか、来季の戦力としても貴重な存在だと綴っている。

 同メディアは「現在、スズキは右翼手として不動の地位を築いており、MLBでのキャリアをスタートさせた今季、5月には調子を落としたが、それでもシカゴで最も安定した打撃成績を残した一人だ」と評しており、その上で「8月末から9月上旬にかけて復活した。8月25日以降、スズキの打率はシーズン平均を大きく上回っている」として、先月末からの好調ぶりを振り返っている。

 さらに「スズキは立ち直り、4月の活躍が戻り始めた。そして、このままその打撃を示し続けることが出来れば、来季のシカゴにとっても大きな存在となり、2023年シーズンでチームはリーグ上位に食い込むことができるはずだ」と、来季への見込みを述べた。

【動画】カブス・鈴木誠也の8回裏勝ち越し12号ソロ本塁打をチェック
 また記事では、鈴木がルーキーイヤーをカブスで過ごしたことについて、以下のように記している。

「日本からMLBに移籍した選手が足元を固めるシーズンだったとするならば、カブスの2022年シーズンは完璧だった。スズキはそのチャンスを存分に生かした。今季の活躍は右翼手として、そして球団の未来として、大きな自信につながるだろう」

 海を渡った最初のシーズン、様々な課題に直面しながら、現在再び好調の波に乗った鈴木誠也。残りの試合でも、さらなる成長に繋がる結果を見せてくれることを大いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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