セ・リーグの首位攻防２連戦、DeNA対ヤクルトの一戦が９月11日、横浜スタジアムで行われ、首位のヤクルトが１対０で接戦をモノにした。史上最年少50号に到達し、さらなる記録更新が注目されるヤクルトの村上宗隆はノーアーチに終わったが、最終回のピンチの場面でのファインプレーとガッツポーズが大きな話題となっている。

【動画】火の出るようなライナーをナイスキャッチで試合終了！ 村神様がマジック11を再点灯させるファインプレー
　９日に日本人選手単独２位となる53号を放ち、王貞治氏の持つ日本人最多本塁打記録にもあと２本と迫った村上は、４番・サードで先発出場すると、第１打席は見逃しの三振。第２打席は左飛、第３打席は左中間への大きな当たりとなるも、センターフライに倒れる。第４打席も四球に終わり、３打数無安打と待望の一発は生まれなかった。

　しかし、この日は守備で魅せた。先発の小川泰弘が７回５安打無失点と好投し、５回には小川自ら先制のタイムリー。その後も１対０と緊迫した投手戦が続き、そのまま９回裏に突入した。そして、１死一塁の場面で村上は、５番・宮崎敏郎の内野ゴロの処理にもたつき、一塁はアウトにしたものの併殺プレーを逃してしまう。悔しい表情を浮かべ、しばし下を向く場面も見られた村上。だが、続く２死二塁の場面、ソトの強烈な三塁頭上へのライナーにジャンプ一番、鮮やかなジャンピングキャッチ。勝利を決めるファインプレーの直後、ド派手なガッツポーズも飛び出した。

　ヤクルトに「マジック11」を再々点灯させるこのプレーを、試合を生配信したDAZNもクローズアップ。「サード村上宗隆　火の出るようなライナーをガッチリキャッチ！直前のミスを取り返すファインプレー！」と綴り、村上の好捕を讃えている。

　さらに、このプレーにはネット上でも多くの反響があり、「村上なんでも出来るやん！」「スゴ過ぎる～」「神様ナイスキャッチ」「守備でも魅せてくれるぅぅ！」「神の手」「それとられたらお手上げや」「守護神は村上だった」などと、胸を熱くするファンのコメントが続々と上がっている。

　ホームラン記録の更新はなかったが、華麗な守備でヤクルトファンを沸かせた村上。いよいよ燕の連覇の時が近づいてきている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】ロケットのような打球！村上の53号ソロをチェック

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