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MLB

「信じられない!」トラウトが史上9人目の7試合連続ホームラン。規定打席未到達でも本塁打数リーグ2位に浮上

THE DIGEST編集部

2022.09.13

トラウトが7試合連続アーチで史上9人目の大記録達成。現地メディアも興奮を隠しきれない。(C)Getty Images

トラウトが7試合連続アーチで史上9人目の大記録達成。現地メディアも興奮を隠しきれない。(C)Getty Images

 MVP3回の最強プレーヤーがその真価を発揮している。

 ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトは現地時間9月12日、敵地で行われているクリーブランド・ガーディアンズ戦に「2番・センター」で先発出場すると、5回の第2打席に今季35号となる2ランを放った。これで9月4日からの連続本塁打試合を「7」とし、歴代2位に並んでいる。

【動画】7試合連続アーチ! トラウトが歴代9人目の大記録を達成

 さすがに逃さなかった。トラウトはここまで相手左腕コナー・フィルキントンの速球に苦しみ、三ゴ、一邪飛に打ち取られていた。しかし5回2死二塁の第3打席、低めに投げられた初球93.6マイル(約150キロ)の4シームを振り抜くと、打球はぐんぐん伸びてセンター後方に飛び込む同点2ランとなった。
 
 6試合連続の時点でエンジェルス球団記録を塗り替えていたが、7試合は歴代でもごくわずかのレアレコードだ。ジョーイ・ボトー(2021年)、ケンドリス・モラレス(2018年)、ケビン・メンチ(2006年)、バリー・ボンズ(2004年)、ジム・トーミー(2002年)に並び歴代4位タイ。8試合となれば、ケン・グリフィーJr.(1993年)、ドン・マッティングリー(1987年)、デール・ロング(1956年)に並びMLBタイ記録となる。

 この快記録にMLB公式が「マイク・トラウトは信じられない!」と唖然とすれば、カナダの大手スポーツメディア『Sportsnet』も「マイク・トラウトは止められない、止めてほしくない」と記録更新への期待を綴っている。

 これで今季35号となり、大谷翔平を抜いてリーグ単独2位に浮上。しかも、トラウトは故障で長期離脱しており、ここまでわずか415打席しか立っていないのだから、やはり化け物としか形容できないだろう。
 
 果たしてトラウトはこの本塁打記録をどこまで伸ばすことができるだろうか。願わくば、新記録を見てみたいものである。

構成●THE DIGEST編集部

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