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「こんなの見たことない」エンジェルス対ガーディアンズ戦で衝撃珍事! 両軍の監督が同じタイミングで退場処分に

THE DIGEST編集部

2022.09.13

同じプレー絡みでガーディアンズのフランコーナ監督(左)、エンジェルスのネビン監督代行(右)が退場処分に。相当珍しいプレーに現地も沸いている。(C)Getty Images

同じプレー絡みでガーディアンズのフランコーナ監督(左)、エンジェルスのネビン監督代行(右)が退場処分に。相当珍しいプレーに現地も沸いている。(C)Getty Images

 かなり珍しい事態が起きた。メジャーリーグは現地時間9月12日、クリーブランド・ガーディアンズ対ロサンゼルス・エンジェルスの一戦が行われ、7回裏2アウトに両軍の指揮官が退場処分となってる。

 4対4で迎えた7回裏、ガーディアンズは2者連続ヒットで逆転に成功すると、2アウトながらも右腕ライアン・テペラを相手になお一、二塁のチャンスを作る。そしてアンドレス・ジメネスの打席はカウント1―1まで進行すると、突如ガーディアンズ指揮官のテリー・フランコーナが球審ロン・クルパに向かって怒号を飛ばしながら詰め寄っていく。

 両者の口論はどんどん熱を帯びていくと、たまらずクルパは名将フランコーナに退場を宣告した。ここまではよくある光景で、そのままプレー続行……かと思われたが、何と今度はエンジェルス監督代行のフィル・ネビンが顔を真っ赤にしながら球審の元へ向かったのだ。

【動画】怒り心頭! ガーディアンズ指揮官の猛抗議シーンが話題

 
 ここでもクルパとネビンの言い合いが起き、球審はあきれた様子でネビン監督代行を退場とした。思い出してほしいのが、この状況はカウント1―1から一球も動いていないのである。

 同じプレーで両軍の指揮官が退場する事態に、ガーディアンズ地元放送局のニック・カミーノは「こんなの見たいことない」と唖然とすれば、ジャレッド・カラービス記者も「自分がこれまでを振り返っても記憶にない」と困惑している。

 退場処分後、両軍指揮官が激怒の理由を説明。フランコーナ監督は、ジメネスの打席で投球が足に当たってデッドボールだったのではないかと指摘する。死球判定はチェレンジ制度の対象ではないため、怒りを表現するしかなかったようだ。一方、ネビン監督代行は、フランコーナの抗議中にテペラがウォームアップをしたかったにもかかわらず、それが認められなかったことに腹を立てたようだ。

 なるほど、双方の言い分には納得できるところがあるとはいえ、相当珍しい“プレー”を両軍指揮官が演じたのは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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