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打撃絶好調!勢いが止まらない鈴木誠也を地元メディアが称賛!「9月は灼熱の4月よりも、良い状態になりつつある」

THE DIGEST編集部

2022.09.13

9月は圧巻の打撃成績を残す鈴木。地元メディアも鈴木の快進撃に注目している。(C)Getty Images

9月は圧巻の打撃成績を残す鈴木。地元メディアも鈴木の快進撃に注目している。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也が現地時間9月12日、敵地で行なわれたニューヨーク・メッツ戦に「2番・右翼」でスタメン出場し、4打数2安打を記録した。13号ソロ本塁打を放った前日に続き、この日も絶好調ぶりを見せた。鈴木の貢献により、チームも5対2で勝利を収めている。

 この試合で鈴木の今季の打率は.263、OPSは.769となった。9月に入り、勢いが止まらない鈴木の今月の成績は打率.308、3本塁打、5打点、OPS.905の圧巻の成績を残している。本塁打3本はすでに8月の月間本塁打数を超えている。

 カブス専用メディア『Cubs Insider』のエヴァン・アルトマン記者は「まだまだ時間はあるが、9月はあの灼熱の4月よりも、いろいろな意味で良い状態になりつつある」と語っている。

 3月18日に広島カープからポスティングでカブスへ移籍した鈴木誠也は、デビュー早々地元ファンを沸かせた。開幕戦で3出塁の快挙を成し遂げ、岩村明憲氏が持つ日本人選手最長記録のデビューから12試合連続出塁を達成し、4月のナショナル・リーグ月間最優秀新人に選ばれた。5月には調子を落とし、6月は怪我に見舞われ1ヶ月戦列を離れたりもしたが、安定した打撃を保ち、8月末から9月上旬にかけて復活した。

【動画】鈴木誠也がバックスクリーン右へ今季13号ホームラン! 地元シカゴも熱狂!
 入団1年目、しかも慣れない異国の地での生活の中、これだけの成績を残せた鈴木への、カブスの首脳陣の評価は高い。11日の本塁打後も「シーズンも残りわずかだが、今季の彼は評価すべきことがたくさんあるだろう。私たちが期待していた通りだよ。しっかり調整を行なって試合に臨んだようだ」と鈴木を称賛している。鈴木も記者団に「シーズン当初は浮き沈みもありましたが、今は間違いなく良い感じです」と語っている。

 現在、ナショナル・リーグ中地区3位のシカゴ・カブス。今季のプレーオフ進出は厳しいが、4月の活躍が戻り始めた鈴木の打撃がこのまま好調を維持していけば、来季のカブスが上位に進出する可能性は大いに高まるだろう。しかも鈴木はカブスと5年契約を結んでいるので、時間はたっぷりある。

 今シーズンも残り試合が少なくなってきたが、鈴木の快進撃に最後まで注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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