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米敏腕記者の“辛辣MVP論”に非難は止まず! 大谷翔平も酷評する内容に米識者は嘆き「価値ある選手を有害にしている」

THE DIGEST編集部

2022.09.18

大谷だけじゃなくアナハイムをも見下した内容のコラムに嘆きの声が広まっている。(C)Getty Images

大谷だけじゃなくアナハイムをも見下した内容のコラムに嘆きの声が広まっている。(C)Getty Images

 野球の本場、アメリカのベテラン記者が投稿したコラムが物議を醸している。

 事の発端となったのは、現地時間9月16日にニューヨークの日刊紙『New York Post』で公開されたジョン・ヘイマン記者のコラムだ。

 長年メジャーリーグの情報を発信し続けてきた敏腕のヘイマン記者は、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)による一騎打ちの様相を呈している今季のア・リーグMVP争いについて、「ショウヘイ・オオタニは印象的な活躍を見せているが、アーロン・ジャッジがMVPに選ばれるのは明らかだ」と断言。そのうえで、次のように言ってのけるのだ。

「カリフォルニアの人々が、オオタニが再び受賞するべきだと主張するのは的外れだ。そうでないにしても、現行の投票システムに東海岸贔屓があると主張するのは、まったくありえない」

「明らかな贔屓があるとすれば、それはサーファー野郎や俳優気取り、宇宙飛行士の方(ロサンゼルスの人たちを揶揄する表現)だろう。私が見た限りでは、MVPはジャッジ以外正当な理由がない」
 
 データや成績などではなく個人的な印象を記したヘイマン記者。ニューヨークに拠点を構えるベテランの皮肉がたっぷりと込められたコラムは、途端に“炎上”。とりわけ西海岸を拠点とする識者たちからは強い反感を買った。

 米放送局『ESPN』のラジオ番組でコメンテーターなどを務めているジョー・ファン氏は、自身のツイッターで「またジョン・ヘイマンだ。彼がまた酷い内容で贔屓がないと言っている」と嘆き、こう続けた。

「本当にこの記事は驚くべきマヌケぶりだ。東海岸に贔屓はないと言いながら、同時に自身の贔屓を認め、カリフォルニアを切り捨てている。何たる皮肉だ」

 これに対してヘイマン記者から直接、「もっと深く読んでくれ」とリプライを受けたファン氏だが、「なら、もっと注意深く書くべきじゃないか?」と反論。そして「あなたのコラムは、MVPの議論を、2人の価値ある選手を、有害にしている」と、強く主張した。

構成●THE DIGEST編集部

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