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MLB

“天敵”ギルバートの「電撃」を粉砕! 大谷翔平はシフト破りを含むマルチ安打で好機演出もエ軍は完敗

THE DIGEST編集部

2022.09.20

過去1安打と抑え込まれてきたギルバートから会心の二塁打を放った大谷。しかし、その奮闘もむなしくチームは敗れた。(C)Getty Images

過去1安打と抑え込まれてきたギルバートから会心の二塁打を放った大谷。しかし、その奮闘もむなしくチームは敗れた。(C)Getty Images

 現地時間9月19日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打(1得点)と、7試合ぶりとなるマルチヒットを記録。しかし、チームも1対9で敗れた。

 4試合連続安打と打撃で好調を維持してきた大谷。だが、この日は相手先発のローガン・ギルバートに全くタイミングが合わず。過去.125(8打数1安打)と結果を残せていなかった“天敵”を相手に翻弄される。

 1死無塁で迎えた初回の第1打席は、積極果敢にスイングしていき、8球もファウルで粘って今季最多12球を投げさせたが、最後は85.6マイル(約137.7キロ)の大きく横滑りするスライダーにタイミングが合わず空振り三振に。

 4回に先頭打者として迎えた第2打席も大谷はフルカウントまで粘ったが、ギルバートの投げ込む球威に押され、ここも87.5マイル(約140.8キロ)の小さく沈むスライダーに空振り三振。米メディア『The Athletic』に寄稿しているブレント・マグワイア記者が「まるで電撃のようなボールだ」としたようにタイミングを狂わされた。

 主軸がことごとくねじ伏せられたエンジェルスは後手に回る。先発のホセ・スアレスが1回表にタイ・フランスのタイムリーツーベースで1点を先制されると、5回表にカルロス・サンタナの満塁ホームランを献上。ギルバートとは対照的に大量失点を許したのである。
 
 劣勢に立たされたエンジェルス。そのなかで「電撃」と称されたギルバートの球威あるボールを打ち崩したのは大谷だった。6回裏に1死無塁で打席に立った背番号17は、真ん中に甘く入った95.9マイル(約154.3キロ)の4シームをジャストミート。いわゆる“大谷シフト”を破る流し打ちで、レフト線を抜き、悠々と二塁に到達した。

 大谷のツーベースで好機を得たエンジェルスは、その後に1死二、三塁とすると、テイラー・ウォードの犠牲フライで1点を返す。しかし、彼らの反攻もここまでだった。7回表にマリナーズのフランスが無死一、二塁でダメ押しのスリーランアーチをマーク。これで試合の趨勢は定まってしまった。

 7回裏から継投策に踏み切ったマリナーズに対して、エンジェルス打線はシャットアウト。頼みの綱である大谷は8回裏に1死一塁で、2番手左腕マシュー・ボイドと対峙し、打球速度105.2マイル(約169.3キロ)のセンター前ヒットを放ち、小さくない見せ場は演出。しかし、1死満塁としたチームはこの回も無得点に……。結局、連勝も「3」で止まった。

構成●THE DIGEST編集部

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