二刀流スターがまたしても“衝撃のパフォーマンス”を披露した。

　現地時間９月29日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「３番・DH兼投手」として先発登板し、８回（108球）を投げて無失点、被安打２、10奪三振と躍動。自身５連勝で日米自己最多タイとなる15勝目（８敗）を挙げた。

【動画】ノーノー逃すもスタンドからは拍手喝采！大谷翔平の８回に初安打を許したシーンをチェック

　２桁奪三振をマークしたのは、これで今季10度目。８回２死から初安打を許し、自身初のノーヒットノーランこそ叶わなかったが、圧巻の投球にスタンドからは盛大なスタンディングオベーションで万雷の拍手が起こった。これで今季の投球回数は161となり、規定投球回まで残り「１」と迫っている。

　試合後のヒーローインタビューでは、ノーヒットノーランについて「気にはしていたけど、それより４点差だったので、なるべくランナーを溜めないように考えていた」と話した大谷。記録に気付いたのは「５回ぐらい」だといい、「できれば９回を投げ切って応えたかったというのが正直なところだけど、勝ててよかった」と心境を口にした。

　また、 MLB公式サイトでエンジェルス番を務めるレット・ボリンジャー記者のツイートによると、「今季は、全体的に間違いなく良くなっていると思う。投手として数字も良くなっているし、昨年の経験でより自信を持ってプレーできている。昨年はMVPを受賞したが、今年はより良いシーズンを送れている」と手応えをコメント。
  　現在、アーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）と熾烈なアメリカン・リーグMVP争いを繰り広げているが、「（投票は記者の）皆さんにお任せする」としたうえで、「ジャッジを見るのが楽しい。彼の61本塁打を見た。野球ファンとして、彼の活躍を見るのは素晴らしいこと」と“ライバル”に称賛の言葉を送った。

　なお、この日の大谷は、打っても４打数２安打１打点と活躍し、自己最長の連続試合安打を「14」に更新。エンジェルスも４対２と勝利し、アスレティックス３連戦のスイープに成功している。

構成● THE DIGEST編集部

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