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ジャッジの62号はバイデン米大統領も祝福する“快挙”!「歴史的偉業を成し遂げ、今後も歴史を作っていくだろう」

THE DIGEST編集部

2022.10.05

ついに飛び出した大記録62号。あのバイデン大統領も祝福する快挙となった。(C)Getty Images

ついに飛び出した大記録62号。あのバイデン大統領も祝福する快挙となった。(C)Getty Images

 もしかしたら今季の球界最大のモーメントだったのかもしれない。

 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは現地時間10月4日、敵地で行なわれているテキサス・レンジャーズ戦に「1番・DH」で先発出場すると、初回の第1打席に今季62号となるソロ本塁打を放った。これまでのア・リーグ記録は1961年のロジャー・マリスの61本が最多だったが、ジャッジが“単独”でトップになっている。

【動画】バイデン大統領も感動! ジャッジの“歴史的”62号をチェック 

 9月28日のトロント・ブルージェイズ戦で61本塁打のタイ記録に並んでいたジャッジだったが、その後は5試合連続で快音なし。残り試合も少なくなるなか、歯がゆい状態が続き、ジャッジの表情も少なくないプレッシャーにさらされているように見えた。しかしこの日、ついに新記録が誕生する。

 カウント1―1からの3球目、真ん中に入ったスライダーを振り抜いた打球はグローブライフ・パーク左翼席に飛び込み、とうとう「62」の大台に到達した。敵地にもかかわらず、詰めかけたほぼ全員が偉業に対してスタンディング・オベーションをしていたが、この場に居合わせなかったものの、「超VIP」も同じように拍手を送っていた。
 
 その「超VIP」とはアメリカ合衆国第46大統領のジョー・バイデン氏だ。同氏はジャッジの快挙達成に際し、自身のツイッターを更新。「62号本塁打おめでおう、アーロン・ジャッジ。歴史的偉業を成し遂げ、今後も歴史を作っていくだろう」と、最大級の賛辞のコメントを残している。

 61年ぶりの大記録はまさに偉業中の偉業だ。今季のメジャーリーグは“飛ばないボール”が導入されて打低傾向となっている。ア・リーグの本塁打数2位はマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)の39本なので、ジャッジとは実に23本差。他の指標を見てもジャッジの打棒は圧倒的に傑出しており、球史に残るスラッガーとなった。

 また、ジャッジより多くの本塁打を打っている選手3名(バリー・ボンズ、マーク・マグワイア、サミー・ソーサ)は薬物使用疑惑があり、マリス氏の息子をはじめ、多くのファンが「ジャッジの62号こそが真のホームラン・レコード」と考えていることもジャッジへの関心度が高い理由だ。

 これで歴史を更新したジャッジ。あとは2009年以来、ワールドシリーズの舞台から遠ざかるヤンキースに世界一をもたらうことができれば、最高の一年となるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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