10月20日に行なわれたドラフト会議で、オリックスが曽谷龍平（白鴎大）を単独１位で指名し、交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】曽谷龍平（そたに・りゅうへい）
【生年月日】2000年11月30日（21歳）
【出身地】奈良県
【身長／体重】182cm／80kg
【守備位置】投手
【投打】左投左打
【経歴】明桜高～白鴎大
  　大学ナンバーワン左腕の呼び声が高い本格派。最速151キロのストレートに、スライダー、ツーシームを投げ分け、三振奪取能力が高いのが魅力だ。高校時代は２年夏に甲子園出場するも控え投手。３年時はのちに甲子園準優勝を果たす吉田輝星（日本ハム）に決勝戦で敗れた。

　しかし、白鴎大進学後に力をつけ、３年春に最多奪三振、３年秋に優秀選手賞、最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、ベストナインを獲得。今春の松本大戦でノーヒットノーランを達成している。

　前足をやや突っ張らせて投げるフォームはやや手投げにも映るが、身体をしっかり止めて腕を振るスタイルは大野雄大（中日）を彷彿とさせる。未来のエース候補として予感が漂うスケール感があり、世代ナンバーワン投手に名乗りを上げる。

構成●SLUGGER