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プロ野球

今冬FA市場がいよいよ本格化! オリックスと巨人の争奪戦が予想される「打てる捕手」森友哉にフィットしそうなのは――

THE DIGEST編集部

2022.10.31

「打てる捕手」として球界屈指のポテンシャルを発揮してきた森。その打棒を魅力に思うチームはやはり少なくない。(C)THE DIGET

「打てる捕手」として球界屈指のポテンシャルを発揮してきた森。その打棒を魅力に思うチームはやはり少なくない。(C)THE DIGET

 第8戦にもつれる可能性があった今年の日本シリーズは、大熱戦の末にオリックスが4勝2敗1分でヤクルトを撃破。イチローらを擁した1996年シーズン以来となる26年ぶり5度目の日本一(阪急時代を含む)を達成した。

 精鋭揃いの猛牛軍団が快哉を叫んだ激闘が終わり、プロ野球の2022年シーズンも終わりを迎えた。そしてようやく(!?)やってくるのが、ストーブリーグの幕開けだ。10月31日には、フリーエージェント(FA)権有資格者が権利を行使するための手続き期間がスタートし、各球団の来季に向けた補強戦線も一気に本格化してくる。

 振り返れば、昨オフにFA権を行使したのは国内FA権を又吉克樹、岡田雅利、そして海外FAを得た大和の3人のみ。そのなかで移籍を選択したのは又吉だけと、話題性という意味では小さかった感が否めない。今季もかねから動向が注目を集めた外崎修汰(西武)、西川龍馬、野間峻祥(ともに広島)、岩崎優(阪神)らが残留を公表。メジャーのような大規模な移籍は見られないのかもしれない。

 一方でチームの軸になり得るタレントのFA権行使も見込まれている。すでに複数メディアでも話題となっているのは、森友哉(西武)、近藤健介(日本ハム)、中村奨吾(ロッテ)だろう。いずれも魅力的な打力を誇る3人だけに複数球団の争奪戦は必至だ。

 とりわけ注目されるのは、西武の森だ。
 
 2014年に大阪桐蔭から鳴り物入りで入団した森は、1年目から打撃で頭角を現して正捕手に。19年には首位打者とリーグMVPを獲得するなど、いわゆる「打てる捕手」として図抜けたパフォーマンスを見せてきた。依然として守備面に課題を抱えてはいるが、27歳と若く、伸びしろは十二分にある。何より守備力にもまして余りある打棒はやはり魅力だ。

 そんな森獲得に動き出す球団は少なくない。すでに水面下では、日本一に輝いたオリックスと捲土重来を期する巨人が獲得に本腰を入れているとされている。

 この両球団の現状を考えれば、よりフィットしそうなのはオリックスか。主砲の吉田正尚がポスティングによるメジャー移籍を目指していると報じられており、それが実現すれば、“吉田依存”が顕著だったチームの打力低下は必至。そのため、左の強打者でもある森はまさにうってつけの存在だと言えるだろう

 そのほかにも今冬のFA市場では、阪神の左リリーバーである岩貞祐太やロッテの正捕手を務めた田村龍弘、オリックスの伏見寅威など、他球団でも主力を担える役者が揃う可能性が高いと見られている。それだけに今オフは例年以上の「移籍ラッシュ」となるかもしれない。

 なお、有資格選手は31日から土、日、祭日を除く7日間以内に、FAの権利を行使するかどうかを表明する。

構成●THE DIGEST編集部

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