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プロ野球

田中将大の“NPB史上2番目の大減俸”に米専門メディアも衝撃。「MLB球団が興味を抱くピッチングだ」と高評も

THE DIGEST編集部

2023.01.09

楽天と大幅な減俸による契約を締結した田中。その内容は米メディアでも話題となった。(C)THE DIGEST

楽天と大幅な減俸による契約を締結した田中。その内容は米メディアでも話題となった。(C)THE DIGEST

 日本人投手の記録的な“大減俸”が米メディアにも衝撃を広げている。

 1月7日、契約更改交渉に臨んだ田中将大(楽天)は、球界最高額とされていた昨年9億円から4億2500万円減となる年俸4億7500万円プラス出来高払いでサイン。同一球団でのダウン額としては、杉内俊哉(2016年、巨人)の4億5000万円減に次ぐ、NPB史上2番目に大きな下げ幅となった。

 このニュースを国内外の移籍情報を発信し続けている米専門メディア『MLB Trade Rumors』もクローズアップ。締結された契約内容について、「タナカが以前に結んだ契約から大幅に減俸されたものだ」と前置きしたうえで、日本球界復帰後のパフォーマンスをあらためて振り返っている。
 
 田中の21、22年シーズンのスタッツに注目した同メディアは、「NPBにいた初期のようなエース級の活躍とは言えないが、それでも過去2シーズンで318イニング2/3を投げて防御率3.16をマークした」と指摘。「奪三振数こそ下がったものの、エリート級の制球力は維持している」と、その実力を称えた。

 また、自身の不甲斐なさを悔やむ本人のコメントに触れると、「タナカが最も重視していたのは、13勝21敗という成績だ」と記述。さらに「NPBにやり残した仕事があると捉えているのだろう」と続け、「今オフ、メジャー復帰の可能性が世間で話題にならなかったのは、そのためかもしれない」と見解を記した。

 記事の終盤では、「勝ち星に恵まれなかったといえ、MLB球団が興味を抱くのに十分なピッチングを見せているようだ」と高評価が下されていた田中。キャリアの踏ん張りどころを迎えている34歳だが、来る23年シーズンは、どのような1年間となるだろうか。今後の活躍ぶりから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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