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侍ジャパン

アメリカの大勝劇で高まる「トラウトvs大谷翔平」への期待。米記者は「大舞台に立つことを切望している」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.20

トラウトと大谷。この両雄がマッチアップする可能性が高まり、米識者の間でも反響が相次いだ。(C)Getty Images

トラウトと大谷。この両雄がマッチアップする可能性が高まり、米識者の間でも反響が相次いだ。(C)Getty Images

 圧巻の大勝劇だった。

 現地時間3月19日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が行なわれ、アメリカ代表がキューバ代表を14対2で撃破。2大会連続での決勝進出を決めた。

 初回に1点を先制されたアメリカだったが、5回まで毎回得点という怒涛の猛攻で逆転。あっという間に9対2とリードを広げる。さらに6回には準決勝で逆転満塁弾を放っていたトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)が左中間への3ランアーチを記録。大差を広げていった。

 結局、アメリカは14安打14得点でキューバを撃破。正捕手のJ.T・リアルミュート(フィリーズ)を休ませ、投手陣も3人しか使わずに温存させるなど、これ以上ない形で決勝に勝ち進んだ。

 そんなスター軍団の決勝進出には、さまざまな反響が相次いだ。そのなかで小さくない話題となっているのは、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)の活躍だ。今大会に主将として参戦している31歳は、打率.318、1本塁打、OPS1.035、長打率.591と出色のパフォーマンスを披露。タレント揃いのアメリカを力強く牽引している。

 もっとも、彼がタイトル獲得に近づくのは、久々の出来事である。所属するエンジェルスがレギュラーシーズン8年連続でポストシーズン進出を逃しているためだ。巷では「トラウトは一生タイトルと無縁のままなんじゃないか」という声もあったほどである。
 
 主将として臨んだ大会で“世界一”に近づいたトラウト。ゆえに期待の声はある。米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は、エンジェルスのチームメイトで、日本代表の大谷翔平の名を挙げつつ、次のように記している。

「僕はマイク・トラウトとショウヘイ・オオタニが大舞台に立つことを切望している。日本がメキシコに勝てば、WBCの優勝決定戦でトラウトvsオオタニが実現する。この対戦は、ワールドシリーズを戦うエンジェルスとまではいかないかもしれないが、もっといいことがあるかもしれない」

 このカラビス記者の投稿にはファンも興奮。「魅力的な考えだ」「やっぱりエンジェルスは最高の選手2人を擁していながらワールドシリーズに勝てないのはクレイジーだ」といったコメントが殺到した。

 はたして、米国内で期待される「トラウトvs大谷」は実現するのか――。その行方は現地時間3月20日(日本時間21日)に行なわれる日本代表対メキシコ代表の結果次第で決する。

構成●THE DIGEST編集部

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